「どなたでもご利用ください」 |
つまりこれが『多目的トイレ』だと。 これをユニバーサルデザインと言っておられる方が・・・。 ================================= ユニバーサルデザインとは、「すべての人のためのデザイン」、子ども からお年寄りまで男女の別なく、しかも能力の違いに無関係に使えるものという意味で、これまでの「特別なデザイン」という考え方に対する異議申し立てです。 「特別なデザイン」をだれも不思議に思わなかったのは、それがごく少数の人だけに必要と思われていたからです。このとくに障害をもつ人や高齢者を対象として意識したデザインが、従来のバリアフリーデザインでした。 K・S氏(●●文化芸術大学) ================================= UDは高齢者や障害者だけでなく、健常者、子どもまでみんなが使える物づくり、街づくりを考えるもの。対象を限定するバリアフリーデザインとは違う。またぐ高さが低い低床浴槽は高齢者にとっては親切だが小さい子どもが落ちる危険性が高い。あまねく多くの人を意識しなくてはならない。 UD商品に必要な要件として、安全性や使い勝手のほか、温かみのある慰安性、子孫まで使える持続可能性、日本的価値のデザインなどがある。さらに、商品の開発段階で消費者が意見を言う参画性も必要だ。・・・・ A・M氏(ユニバーサルデザイン○×研究所 代表) ================================= 一見、良さそうな ご提案、ご意見ですね! ほぉっ そうかな? よく考えてください。 視点を変えて、車いす常用者の立場から多目的(UD:ユニバーサルデザイン)とは、「何処でも」「何時でも」「自由に」「安全に」「単独」で、誰もが公平に利用できること。でなければこの方々が唱えていることは矛盾し、ユニバーサルデザインとは言えません。 つまり、全てがバリアフリー(障壁無し)になっているでしょうか。公共交通機関・公共施設・民間施設などなど。 障害を持った人にとって障壁(バリア)がなく使い勝手も良く、一般の利用者にとっても快適な施設を造ることは可能です。 私は車いす常用ですが、施設(建物)に段差が無ければ障害者という意識も払拭されます。誰にでも優しく適切なユニバーサルデザインを増やすことにより、ハンディのある人が自由に社会参加でき、それが街づくりや社会全体の最適化(バリアフリー化)にも繋がる、これが福祉の本質ではないでしょうか。 ところが・・・!! トイレに限って言えば、私は「車いす対応トイレ」のみが使用でき、一般用は入口ドアさえ狭くて入れない状態で、段差もあり、全く使用できないものがほとんどです。(>_<) そこへ、UDだと言って、これまで数は少ないが安心して清潔に使用していた「車いす専用トイレ」を誰でも使える?、【多目的トイレ】にと、当事者(障害を持った)が望みもしない、使いづらいものに勝手に造り替えてしまった。 ただでさえ少ない「車いす用トイレ」をより不便(使用できなく)にしてしまっています。己が不自由でない故に、障害を持った者の不自由さを理解できてないという証明を如実に表している。このことに気付かない、UDを提唱している方の滑稽さには同情します。 全てのトイレが誰にでも(車いす常用者を含め)使えることを「多目的」と称するのではないでしょうか。 脊髄損傷者(車いす常用者)の排尿・排便の生理的(医学)及び身体的な実態を良くしらない、理解・認識の無い、誰かの提唱した思想の受け売り、ただの思いつきで「車いすトイレ」を「多目的トイレ」に造り替えたとしか思われません。 |
先日(2009.3.24)こんなことがあった。 「多目的トイレ」を利用しようとしたが・・・そこは工事中でした。 工事担担当者に訊いたところ、 「最近、頻繁に目詰まりするようになった」 「ユニバーサルデザインと謳ったので本当に必要としない多くの人が使うようになったからでしょう」 「以前はこんなことは少なかったのだが・・」 「ユニバーサルデザインの誤った認識が原因でしょうね」 「(誰もが使えるトイレ・みんなのトイレ)と表示すればだれでもが使うよね」 と言うことでした。 またまた、工事中になってました(2009.7.7) やはり、「目詰まり」 以前、この「多目的トイレ」が使用中になってました。多分、若者が使用しているだろうと出て来るまで待っていた。案の定、高校生ぐらいの女の子が二人。中に入ってびっくり、マスカラ(mascara)やその他諸々の商品の紙箱・包装紙が散乱していた。盗んだものかな?と思わせるようだった。確認したわけではないが便器が詰まるような物を流しているのではとも思った。 |
あなたが提唱された「ユニバーサルデザイン」で使用頻度が増し、メンテナンスの回数が増大しましたよ! 管理費も・・・ 満足ですか? 実名を明かしたいですね!! |
このトイレは【身障者用トイレ】です。 身障者最優先でお願い申し上げます 日本トイザらス(株) |
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(2008/11/19) |
合成音声(コンピュータ)でのメッセージ 「知識の最大の敵は無知ではない 知っていると錯覚することだ」 事例集 (更新日 2012/10/26) |
上述の2例はもともと、車いすが転回や移動が使用し易いスペース(広さ)で設計され、「車いす用対応トイレ」として造られたものを「多目的トイレ」としてベビーシート・幼児用いすなどを後付けしたものなので、車いすでの使用が不便になってしまった。車いす常用者が快適に使用できていたものを不便にすることが「ユニバーサルデザイン」なのでしょうか? 提唱されている内容(文言)と矛盾しますね。 従前の「車いすトイレ」を「多目的トイレ」として用途を満たすために付帯設備を増設することは無理があるのです。このような改良?(改悪)がいたる所に見られます。 後付けは設置事業者(施設の持ち主)の理解・認識不足とでも言いたいのでしょうか。UDを提唱されている識者の方にお聞きしたい! 「整理用品入れ・ベビーシート・幼児用いす」 これでは「母子専用トイレ」ですね
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こんな造りをすれば左右どちらからでもアプローチできます |
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(2008/12/2) |
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福岡市の図書館です。 良く見てください
と書かれています。 他にも 化粧室、喫煙所代わりに 使用されております。 自己導尿法とは? |
いつもの施設でトイレを利用しようとエレベーターの 場所に向いました。 着いてみると、電源が入ってなく使用できません 同じ場所(隣)にはエスカレーターもあり、稼動しております。 また、階段も少し離れた位置にあります 故障案内の「張り紙」も無し 近くに管理者や警備員・案内の職員も居ません 諦め、他の施設へ・・・・ このような時、階段の横に車いすが利用できる スロープなどが設置されておれば 一人の介助或いは単独で目的の「多目的トイレ」 へ行けるのだが・・・ 階段を利用するには4人の介助が必要だし、介助経験が必要。 エスカレーターを使用する手もあるが両方とも危険である。 立派な「多目的トイレ」が設置されていても 移動の緊急事態(私にとって)に 誰でもが使えなければ「ユニバーサルデザイン」とはいえませんね 皆様は階段・エスカレーターを選択できますが 車いす常用者には選択肢がありません 個々の施設(トイレなど)がユニバーサルデザインと なっていても、その施設全体がバリアフリー、 (ユニバーサルデザイン)になっていなければ「絵に描いた餅」に なってしまうでしょう このような発想も必要ではないだろうか? 当事者でない故に実体験(気が付かない)が出来ないのです 施設全体にスロープを設置することで火災・停電時または他の災害時など にも安全に、しかも単独での避難が可能(容易)になります
多目的トイレが設置されている場所は2階以上が多い。 一般用は何処にでもあるのだが・・・ これは何を意味するのでしょう? 車いすの私からみれば一階にと思う 各階にスロープを張り巡らせれば景観が壊れる? 特定の人だけではなく「誰もが」恩恵を受ける ユニバーサルデザインなる思想を持ってくるのならば分かるのですが それらが確立されてないところにこの思想を持ってきたので 当事者にとっては使い難く無理がある。 と思います。 ◆皆様には考えられない非現実なことですが 車いす常用者には現実です ◆ユニバーサルデザインと言われるハイテクトイレの落とし穴!! 驚き!! このような理解・認識の無い方がいるから 本当に必要としている者が使い難くなるのです。 「車いす駐車場」問題と同じですね 日本の福祉施策の貧弱さを如実に表しています
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退院直後(1988:20年前)は管理された清潔な「せき損センター」 とは違い、外出しても障害者トイレは少なく、やっと車いすが入れ る一般用トイレを探し出し、トイレ(便器)は使えないので、洗面 台前で処理しておりました。ご存知のように公衆トイレは不衛生な 環境が多く、頻繁に感染していました。 その後、 障害者トイレの設置が増えるにしたがい、感染率も低くなってきた のですが・・・ 当事者(車いす常用者)でない健常者である識者(知識人?)とい われる人々が「ユニバーサルデザイン」と称して、障害者トイレを 多目的にと、ほとんどがこのタイプのトイレとなってしまいました。 いつも十分注意して自己導尿では処理しているのですが、この、多 くなった誰もが使用できる「多目的トイレ」の使用者が増え、様々 な雑菌が手すりや便器・洗面台などに付着するようになったのでし ょう。 それらが何かの拍子に清潔でなければならない手に接触、菌の付い た手でカテーテルを挿入してしまう、そして感染。 といったことが多くなってきました。 全ての行動(移動)に手を使わなければならない私には床面の汚さ も気になります。 脊髄損傷者の外面だけ見て、何も理解・認識していない無知な人が 提唱する「ユニバーサルデザイン」と称するものの中には、本当に 必要な人々を排除しているということに早く目覚めていただきたい。 しかし、当事者(車いす常用者)でないこの方々は理解しがたいで しょう。何も分かっていないのだから・・・・ 「多目的トイレ」とか「ユニバーサルデザイン」を謳っているので しょう 不潔なトイレでの尿路感染(膀胱感染)は脊髄損傷者の宿命的な課 題となっております。 清潔な車いす専用トイレは必要不可欠なものであることを知って欲 しいですね。
感染した時、3日から4日続く高熱の苦しみを・・・ それによる、頻尿・失禁による自尊心を傷つけられる苦しみを・・ 机上の福祉論(綺麗事)を振りかざし、無知・無認識で臆面も なく福祉を商売の玉(業:なりわい)としている似非評論家、 それらを真に受け、無知であるゆえに疑いもなく電波や紙面に メディアが流布し、誤ったUD思想を植えつけている。 現にこのページでも指摘しているように、ほとんどの「多目的 トイレ」と称されているものはこの誤った理解・認識で施工が なされている。 この責任の一端は「ユニバーサルデザイン」を唱えている方々 にもあるのではないでしょうか? | ||||||||||||||||||||
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また、 こんな発想もユニバーサルなものではないでしょうか それは、「車いすトイレ:(多目的トイレ)」を全て有料 にする。 私は50円、100円で清潔な安心して使用できるトイレ があればこちらを選びます。この発想を積極的に奨めたい ですね! 雑菌に感染した体力(生命)の消耗、精神的苦しみを思う と「50円、100円」は安いものです。もっと高くても 「ユニバーサルデザイン」を唱えている皆々様、このよう なフレキシブルな発想がユニバーサルデザインではないで しょうか? 己が当事者でないので理解できない・・・かもね これこそが「ユニバーサルデザイン」と言われる、誰にも機会均等・公平・平等ではないでしょうか? 車いす常用者への理解・認識が浸透し、思いやり、優しさが少しでもあればこんなことは考えなくても良いのですが・・ 人工肛門を造設している私は、パウチ(蓄便袋)を交換する場合20分から30分の時間を要することがあり、急かされず、安心してゆっくり取り替えることが出来ます。
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一歳半の孫を連れて、街中を散策する息子嫁はこんなことを言っています。 「一般トイレにベビーベッドを設置すれば車いす専用トレを使用しなくても済むのでは?」 「どうしても、車いす用を使用しなければならない状況、例えば一人で行動している時など」 「けど、一人でということは余りなく、2、3人連れで行動しているけど」 「また、街へ出るときは夫と一緒で出ることが多いので、一般用にベビーベッドがあればどちらかが面倒をみることができるので」 そう言えば、ベビーカーを押してグループでカッポしてる姿を・・・ 夫婦で散策してますね! 地下鉄、デパートなどのエレベーター前には連なってますね! ベビーベッド(シート)を一般用トイレに設置することでそこが多目的トイレとなりうるのですね! ここが車いすでも使えればこれが本物の多目的トイレに・・・・だ! どこかにこのような施設があるでしょう!(理解・認識した設計者が) 最近、特にひどくなりました。どこに行っても「多目的トイレ」は子ども連れの奥様方に占領されております。 先日は使用中の表示がでてましたので、待っていましたが5分しても出てこない。こうなったら意地でも出て来るまで待っていようと10分ほど待った。 出てきたのは茶髪のネ〜ちゃん二人! 着替えをしていたのですね! 注意すると「ここは多目的トイレでしょ!? 誰が使ったチヤ いいじゃん!」「文句ある!!」 この始末です。 このように言わしめるのも元を正せば「障害者(車いす対応)トイレ」を「多目的トイレ」にと変えてしまった方々にも責任があるのではないでしょうか? 「車いすトイレ」はいや、「多目的トイレ」は誰もが使って良いものという認識になってしまった。 この方がなぜ、功労者として表彰されるの? ●「子どもと家族を応援する日本」功労者表彰実施要綱 (平成19年8月25日内閣総理大臣) 「子どもと家族を応援する日本」功労者として表彰 http://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/etc/symposium2/ouen/h20/ichiran.html 内閣府: http://www8.cao.go.jp/shoushi/index.html | |
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◆国際ユニヴァーサルデザイン協議会 |
◆ユニバーサルデザインコンソーシアム |
◆地域開発研究所 |
◆ユニバーサルファッション協会 |
◆財団法人 共用品推進機構 |
◆ユニバーサルデザイン・ネット くまもと |
◆わかりやすく解説してあります ユニバーサルデザインってなに? (富士通HP) |
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あり方についての懇談会報告 |
NHK教育放送「福祉ネットワーク」バリアフリー探検隊で検証 |
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(2008/11/13・14) |
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国立病院機構 九州医療センター 泌尿器科受診 車いすトイレの話が進み、最近「車いす用トイレ」が「多目的トイレ」 という名称に代わり、誰でもが使っているのを見かけることが多くなっ た。あれは本当に困っている人をこれまでより以上に使えない状態にし てしまっているね!と担当医から。 『「ユニバーサルデザイン」や「多目的トイレ」を推進している「識 者」・「自治体」や「業者」は必要としている重度障害者の声を反映し ていない』 『重度障害者が持つ身体の状態を理解・認識してない人たちが売名行為 や営利が優先するそれほど必要としない立派な付帯設備を営業戦略でU Dを利用(悪用?)しているとも。』 「その通りです」と私も、相づちを打った。 http://www.kyumed.jp/ |
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2009-02-10 |
ソフトリサーチパーク(SRP) 使用中なので出て来るまで待った。一般用は空いている 出て来たのは背広を着た若者だった。その若者はSRPの北側に建つ一 部上場企業の「○●C九州システムセンター」へ消えた。 部屋は「タバコの煙」が充満していたので暫く、ドアを開放し煙のなく なるのを待った。 |
2009-02-03 |
ソフトリサーチパーク(SRP) 健常者が頻繁に使用するので「身障者優先」のシールが貼られた |
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ホークスタウンモール1 1F |
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バリアフリー化の取組みとして、駅や建築物などにおける車いす使用者用トイレの設置義務付けなどを背景に、近年、子ども連れなども利用できる多機能トイレが数多く設置されてきました。そのため、車いす使用者などの障害者だけでなく、高齢者、子ども連れなどによる利用が集中して、車いす使用者が使いにくくなっているという指摘が寄せられています。 このため、国土交通省では、これらの指摘を踏まえて、平成23年度に、多機能トイレの利用実態を調査し、今後のトイレ整備のあり方についてとりまとめるとともに、一般利用者のマナー向上に関するパンフレットを作成しました。 2012.4.27記
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自己導尿時による感染 自己導尿とはカテーテル(細い管)を亀頭から膀胱に自分で挿入し、尿を 排出させる行為。よって、挿入時の衛生管理が重要で、膀胱等への雑菌の 侵入には要注意(セラチア菌感染症)。感染すれば、40℃近い高熱を発する。 処置として、抗生物質を服用。4、5日の回復期間を要し、注意はしてい ても、その時の体調などで感染する場合が多々ある。 夕方になって急に高い熱が出るのは腎盂腎炎の疑い。やはり抗生剤を服用。 何度もこのようなことが起きる場合は腎臓に石が溜まり易くなるのでこれ を防ぐ、一番の方法は沢山の水分をとること。 それ以外にたとえば色。赤みがかったり、尿量が特に少なくなったらこれ また要注意。 身体を起こした状態が続くと、血液が足に下がり、貧血をおこします。 また、膀胱(ぼうこう)に尿が一杯溜まった時や、排便する時に血圧が急 上昇し頭痛、発汗、痙性がひどくなることがあります。放っておくと脳出 血を起こすこともあり危険な状態となります。(過緊張状態) 頸髄損傷者は、歩けなくて死ぬことはないですが、排尿ができずに死ぬこ とはあります。 排尿方法として 膀胱瘻・介助による時間決め導尿・自己導尿・留置カテーテル・叩打腹圧 による排尿があります。 理論上は残尿0。 残尿のリスクが大きいのは膀胱炎、腎盂腎炎、腎機能障害。 (トイレの項で詳しく説明) 膀胱瘻:人工肛門に似ています。膀胱の上から穴を開けてバルーン カテーテルというものを挿入し、尿を出す方法。 カテーテルの先は蓄尿袋等を付けます。常時留置、カテー テルは定期的に交換します。 |
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