市長へのひとこと


市長へ 発信(2007年11月21日


先日、博多リバレインの「人権啓発こころんセンター」からの帰途にバスを利用しようと「川端町・博多座前」バス停に行きました。風除けに造られたと思われる透明な壁が設置され、スロープ付バスが次々に入ってくるのですがなかなかスロープを出せる位置に停車しません。といううよりも停車するのが困難な状況のようでした。
壁がなくても柱などが邪魔になりスロープを出す位置に止めるのが難しかったのが、より以上に困難になっています。

やっと、8台目にして停まることができた。というよりも連なってきて「偶然」に停まったいう感じです。

車いすで利用するのがより困難になっております。
乗車したバスの運転手さんも
「新しいバス停は見にくいですね」と言っておられてました

下記アドレスに写真にて詳細をアップしています。(参考までに)
http://picasaweb.google.com/Wheel.G/JznXjD

16:35 2007/11/18 撮影



赤線で覆った部分が強化ガラスです。
左側(杖をついた方)が乗車口・右側が降車口になります。進行方向は→
市長からの回答(2007年11月26日

 
メール拝見いたしました。
ご意見は,都市整備局都市景観室へ送付し,後日お返事をさせていただきます。
今後とも,市政へのご理解とご協力をお願いいたします。

                    福岡市長 吉田 宏


>タイトル:「川端町・博多座前」バス停の壁(塀)
担当部署からの回答(2007年12月6日)

新開 俊光 様

 日頃から市政にご協力いただき誠にありがとうございます。

11月22日にいただきました市長へのメッセージについて、下記のとおり回答いたします。

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 広告付きバスシェルターは広告会社であるエムシードゥコー社が設置・維持管理を行い、バス事業者である西鉄に貸与しており、その導入にあたり、福岡市の関わりは、バスシェルターのデザイン協議や掲出される広告物のデザイン審査、道路の占用許可等を行っております。

 ご指摘のバスの乗降位置については、乗降客の快適性向上のために設置された風防ガラスにより、従来のバス停に比べ乗降位置が限定されていますが、バスが所定の位置に停車すれば無理なくバスに乗降できる構造となっているものと理解しています。

 今後は、西鉄に対しては、バスを所定の位置に停車させることの徹底を求めていきます。また、西鉄、エムシードゥコー社とともに、シェルターの構造上問題がないかどうかを再検討します。現在は設置箇所や利用状況に応じるための3タイプのシェルターデザインを準備していますが、再検討の結果必要があれば、今後さらに細かくタイプ分けができないか協議をしていきます。
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回答に時間がかかり誠に申し訳ございませんでした。

今後とも、市政へのご理解とご協力をお願いいたします。


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担当 ●○ △◆
福岡市都市整備局都市管理部都市景観室
TEL 092-711-4395
FAX 092-733-5590
〒810-8620 福岡市中央区天神1-8-1(http://www.city.fukuoka.lg.jp/jutaku-toshi/toshikeikan/
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西鉄さんにも同じ内容のメールを出しました。

翌日(11/22)に電話で回答があり、車いすが乗降し難いと分っていたようです。
検討し直す方向とのこと。市との兼ね合いがあるので即答ができないようです
担当者(広報:○×氏)
私見

市は「バスを所定の位置に停車させることの徹底を求めていきます」と回答されましたが。

今のバス停でさえ、屋根を支えている柱などが障壁となり、乗降口からスロープが引き出せない位置に停まったり、或いは段差が障壁となり、単独では乗り降りが難しく他の利用者さんへの遠慮(乗降の時間がかかる)もあり、利用するのを躊躇している車いすの常用者が多くいる状況を認識していない。いや、これまでの障害者や団体等の「声」が新聞やTV等で伝えられ、周知のはずで「知らん振り」をしているだけと考えます。


また、天神地区ではバス停への停車位置が歩道から離れているため(本来は歩道寄りに停めるべきなのだが車両(タクシー含む)で混雑し、離れた位置に停車するバスをよく見かける)我先にと乗り込む乗客から押され、歩道の段差で足を踏み外して転倒、顔面を強打した(知人が被害に)事故などが起こっている。
こんな時、車いすの場合は段差(歩車道間)がある為、単独では移動や降りることができず介助が必要となります。これまで以上にバスでの移動が不自由になり、利用を躊躇することになるでしょう。
こちらの指導・解消(従来のバス停での停車位置の解決)が先なのではないでしょうか?

利益追求のみの発想や無知が招いたこのバスシェルター導入は今後の「だれにも優しい まちづくり」の行政・運輸業界の知識が求められます。率先して知識を吸収していただきたい。公共工事・公共交通機関を担う方々の義務ではないでしょうか

確実に乗車位置に停車できることになればこのバス停の発想は誰でもが安全に安心して利用できる公共交通機関の理想的なものになることでしょう。福岡市・西鉄バスに期待します。、

参考資料 エムシードゥコー社とは
     同社はこれを『B-Stop(広告パネル付きバスシェルター(シティスケープ)』と
     称しています。
     資料HP hhttps://www.mcdecaux.co.jp/about-mcdecaux


西日本鉄道鰍フ導入過程●(全て削除されました)
西日鉄道鰍フニュースリリース一覧
http://www.nishitetsu.co.jp/newsrelease.htm
福岡天神地区導入 2006年11月22日
http://www.nishitetsu.co.jp/release/2006/06_87.htm
愛称募集(福岡) 2007年11月1日
http://www.nishitetsu.co.jp/release/2007/07_84.htm
西鉄バス北九州(株)2007年12月10日
http://www.nishitetsu.co.jp/release/2007/07_95.htm

天神経済新聞
http://tenjin.keizai.biz/headline/812/

◆導入自治体及びバス事業体

エムシードゥコー社の報道発表 大阪市交通局との契約
http://www.mcdecaux.co.jp/mcd/img/press071101.pdf
関連ユース(大阪市)
http://www.japancorp.net/japan/article.asp?Art_ID=40537&cid=28646
横浜市
http://www.mitsubishicorp.com/jp/pdf/pr/mcpr041101a.pdf
西宮市
http://www.mitsubishicorp.com/jp/pdf/pr/mcpr070928.pdf
福山市(中国バス)
http://www.chugokubus.jp/information/busstop/index.html
両備グループ
http://www.ryobi.gr.jp/news/07/071205chubus.htm
阪急バス株式会社 阪神電気鉄道株式会社 阪神バス株式会社
http://bus.hankyu.co.jp/news_release/070928.pdf

その他 検索サイトで「エムシードゥコー社」と入力するとたくさんヒットします 



その後の乗車体験
日付
乗車路線及び対応
2008-4-20
系統番号〔3〕 博多駅行 12:45ころ
写真をクリックすると詳細


「屋根付き」や「バスシェルター付き」のバス停での車いす用スロープを出せる位置に停車するのは柱や強化ガラス板があり、大変難しく特に「バスシェルター」では狭いので「至難の技」要求されるでしょう。

降車時に運転手さんに訊ねてみたところ「バスシェルターの乗降口(屋根のある強化ガラス壁の空いてる部分:定位置?)に停めるのは難しい」、「どうしても屋根の無い行き過ぎた場所になる」とのこと。
屋根の無い場所での乗り降りは冬場は雨に濡れ、寒さに耐えて車いす常用者は利用しなければなりません。
この方面へは市営地下鉄が平行(下)して走っているのでバスを利用することはほとんど無い。
「地下鉄 唐人或いは西新駅」へは15分ぐらい転がさなければならない中間点に自宅がある。
今日は暑さと、体調不良で転がすのがちょっと辛いのでバスを利用した。

途中、バスシェルターが設置されている「中央区役所前」「西鉄グランドホテル前」では前方降車口が乗客が降りられる位置に停車すると「乗車口」は強化ガラス部になり、車いすが利用するにはバスは前方へ移動しなければならない。一般の方もこの強化ガラスが邪魔のようだ。


写真↑は博多座前バス停
本日の活動団体の例会で強化ガラス板を一枚外し、側面部を後部へ移動させることになったとの報告あり。
「市長へのひとこと」「1月の対市交渉」の効果があった。
画像(加工写真)にて詳細な説明

車いすが安心して移動の確保でき、また、乗降に時間が掛かり過ぎ、乗客の皆様に嫌な思いをさせないためにも定位置に停める工夫を西鉄さんに考えていただきたい。
注:【系統番号〔3〕 博多駅行 12:45ころ】の時刻を「ころ」と記載しているのは12:51分のスロープ付を利用しようとしたのだが「遅れて」やってきたバスを利用したものです。時刻とおりに来ることは珍しく早めにバス停に着くようにしております。健常な皆様はどのバスも利用できるのでこのような事は考える必要がありませんが30%のスロープ付バス導入と言うことは3本の内2本は利用できないと言うことです。
2008-5-01
このバスシェルターの件を相談していた市議から強化ガラス板を1枚取り外すことが正式に決定したとの連絡あり。既存のバス停も。

私見:当事者の意見が反映され、改善されることになりました。行政の担当者はもっと広範囲なプロ知識を持って「道路の占用許可等」に対処していただきたい。大手商社が持ち掛けた話に真実性は薄い。なぜならば利益優先で他のことは念頭に無し(無知)の意識が強いのです。過去の経験(私もそうであったように)にて実証済み。

  横浜市ではこんなことが起こっていた
運転者の見通しを妨げると、住民を不安がらせていた横浜市中区小港町1丁目の大型広告付きバス停が、23日、撤去されることになった。同日、住民と市交通局、同局と業務提携する広告会社エムシードゥコー社(本社・東京、MCD)、警察の4者協議が開かれ、8月6日に撤去工事を始めることが決まった。100万円を超す撤去費用はMCD社が負担するという。
2007年07月24日  出典:mytown.asahi.com
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000000707240004
削除の場合あり
以後の体験乗車・改善されたバス停報告はここ






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