JR九州・福岡市営地下鉄



▼ 九州各県別 バリアフリー情報 旅客施設・車両    九州運輸局(2022.3.31 現在)
      2024.3.23




JR・博多駅に最近、各プラットホームにエスカレーターが設置された。

しかし、博多駅だけで他の駅はほとんどなく、他の駅との連絡、

調整などで利用するにも煩わしさがある。

駅舎・プラットホームへのアクセスは駅員の介助が必要な個所が多く、

また、プラットホームから車両への乗り降りでも段差・隙間があり、介助が必要だ。

在来線車両の構造も特急車両は車いすから座席への乗り移りも介助が必要

久大線の「ゆふいんの森」号などは障害者に配慮されて利用しやすい。

このような車両を早く、全在来線に導入して欲しいものだ。

通勤電車タイプの車両構造の方がスペースもゆったりして車いすは行動しやすい。

新幹線車両はほとんど利用可能

しかし、いろんな障壁があり「JR」も単独では旅行しずらい。


平成12(2000)年11月15日に【交通バリアフリー法】が施行される!

JR九州 博多駅での珍事!


博多駅が改装され、在来線ホームへのエレベーターが設置されました
(2004.2)


博多駅再整備の説明会及び現地視察
(2010.7.22)
来春、鹿児島まで九州新幹線が全線開業、急ピッチで新博多駅ビルの工事が進んでいます。
開業後、詳しくバリアフリー施設を報告予定


 JR 身体障害者旅客運賃割引規則 ★


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福岡市営地下鉄、以前は制約され自由な時間に乗ることはできませんでした。

例えば、出かける2、3日前に利用駅へ電話連絡し、職員の都合と

段取りを確認し

(地上から改札口まで4人の職員の方が抱えて階段を登り降りする為)

利用日・発駅・着駅(往復)の予約をして、

それからでないと利用できなかった。

予約していても職員の方が来なかった為に利用できなかった

経験をした友人もいました。

だが,これらも直に解決する。

来年(平成12年)には全駅にエレベーター設置が完了し、

プラットホームへの

アクセスができるようになるからです。

しかし、プラットホームから車両への乗り降りは単独では危険がある。

危険因子は

車両とプラットホームの段差・隙間である。

ここでどうしても介助が必要となるのです。

平成11年8月 記



福 岡 市 地 下 鉄 乗 降 記


  まだ、地上とプラットホームにエレベーター設置が少なかったころ

平成5年当時

●天神(岩田屋或いは三和ビル)
●博多駅
●西新(西新岩田屋)
●姪浜
※岩田屋が定休日の際はEVは勿論利用できません


 数日前に

「どこどこ駅からナニナニ駅まで利用したいのです」

と発駅に電話で予約。

 発駅には早めに到着し(地上からプラットホームまで降ろす時間を加味するため)、

予約した時間に職員が来るまで路上で待機。

時間になり、プラットホームまで4人の方から車いすに

乗ったままで降ろしてもらう。

車両へは介助を受け、前輪を上げて乗車。

着駅では待機している駅員から同様にして地上まで上げてもらう。

これが地下鉄利用時の乗降方法であった。


順次、各駅にエレベーターが設置され、利用しやすくなったと思ったが、

ここで,意外なことを体験した。

発駅では駅員から車両へ乗るのに介助をしてもらえるのだが

着駅で駅員がプラットホームへ降りてきてない事態が発生したのです

慌てて、乗客に向って大声を上げ、「手伝ってください」と叫びました。

やさしい乗客の方の対応で降りることができたのです。

しかし、いつも心優しい方が近くにおられるとは限りません。

駅員は「連絡がなかった」と言う。

これまで利用した回数の30%強はこの経験を。

また、このようなことも

西新で降りる予約で博多駅から乗車しました。

西新でも駅員がいない。乗客も少なく、手伝ってもらえず、姪浜まで。

引き返すのに地下鉄では不安が一杯でした。

姪浜からタクシーを利用することにした。

介助してくれた優しいタクシーで無事、帰り着いた。

ハード面(施設))は完備したが、

ソフト面(心・思いやり )が充実してないバリアフリーの見本ですね。

 これでは、駅員を肉体労働(我々を地上からプラットホームまで運搬)から

解放するための

エレベーター設置ではなかったのではと感じさせる。

恩恵を受けてているのは工事業者と地下鉄職員。

エレベーターもなく、煩わしいが駅へ予約し、

階段を抱えてもらって、利用したころが安心できた !


福岡市営地下鉄




十数年前に私が知った、米国:カリフォルニア州・バークレーでは

当時からホームとの段差や隙間は解決され、

車いすの重度障害者が単独で利用、

「自立の街」といわれみんな伸び伸びと人生を

謳歌している姿が印象的であった。

バークレー・アトランタの地下鉄

〜誰もが使いやすい交通環境とは〜
アメリカ カリフォルニア州 バークレーの地下鉄情報
ジョージア州 アトランタの地下鉄


一方

2006年に開業予定の福岡市地下鉄3号線は

この問題は解決されぬまま工事が始まった。

また、完成後に福祉名目で市民に負担をかける

改良工事をするのでしょうか・・・・

請負業者は潤うが・・その反動として

福祉予算の削減・・とほほ!





【交通バリアフリー法】の施行後に改善された箇所等

簡易スロープ配備される!

平成15年3月19日

天神駅にて(2003.3.19)





以前から乗降の際に隙間・段差で恐怖感を
抱きながら利用していました。
簡易スロープが配備されたことで安心して
地下鉄が利用できるようになりました。
駅職員は
「乗降の際に電動車いすフレーム(本体)
が壊れる事故があったので、以前から要望
していた。
「やっと配備されて喜んでいる。自分たち
も安心して対処できる」

地下鉄全駅に配備されている。
電動車いすにも耐える材質です。



うれしいではありませんか!

当事者の要望がやっと実現した!

でも、

欧米の皆さんのように一人で行動したい!

そう思いませんか?

それには、計画段階から

参画させて当事者の意見を聞く耳を持たねば

そうすれば 「アイディア」が出ます。


2003.3.19記



渡し板の設置事業者(車掌室搭載含む)

事 業 者
路 線 名
 京都市地下鉄  烏丸線
 西日本鉄道  大牟田線主要駅
 宮地岳線各駅
 真岡鉄道(栃木)  新型車両
 小田急  一部新型車両
 福岡市地下鉄  1・2号線







他にご存知の方、連絡お待ちしています。(2003.7.8更新)


渡し板の価格

駅員さんの手作り(材料費のみ)
メーカー(デクパック)のパーソナルサイズ6万円〜8万円 
JRが採用している大型(デクパック)は、10万円ぐらい?

車両との段差と隙間のバリアフリー化策として 技術的に解決できないのであればホーム渡り板 は、鉄道事業者が用意すべきと考えます。 みなさま そう思われませんか?

メール書き込み





次のような地下鉄もある

車いすに優しいホーム設置


先に可決、成立した 「交通バリアフリー法」に順じた
車いすに優しいホームが完成!

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これまでホームと車両間の段差や隙間は駅員の介助や

別あつらえの簡易スロープを臨時に取り付け、

車いすの方は乗り降りをしていた。

これを

東京首都圏の私鉄がホームに工夫を凝らし、

安全でしかもスピーディーに乗降できる設備を開発した。


その設備とは駅員の遠隔操作で、ホームの先端部(車両乗降口に近い)が

圧搾空気で瞬間に持ち上がり、段差と隙間を無くすものである。

つまり、これまでの簡易スロープを人手によって設置していたのを

自動的にできるようにした。

理想的な乗降スロープ設備です。

大きさは横3m、縦2mほどの鉄板に車両と接触する部分は

硬質のゴム状のものでした。

300kgに耐えるとのことで、電動車いすも利用できる。
(ビデオに収録)

NHKなので私鉄の社名は出なかったのだが

羽田空港駅となっていたので当地の方はすぐにお分かりでしょう。


P.S

NHKさんより連絡あり

京浜急行の羽田空港駅ということです。
(2000.6.1)



ビデオより画像貼り込み(2000.7.9)

15cm以上の隙間と段差で
キャスター(前輪)が落ちる
危険性がある。
介助者も車いすの取り扱いを
心得ていなければならない
従来は駅員が臨時の
渡し板を設置。
時間も要していた。
改良されたホーム。
先端部に可動式
渡し用鉄板
が埋め込まれた。
埋め込まれた渡し用鉄板が
圧搾空気によって持ち上げ
られ、段差と隙間がなくな
って危険が解消された。
数秒で完了。
スイッチは駅員の遠隔操作
でON・OFF。
車いすの取り扱いに慣れな
い人でも押すだけで乗降。
車いす単独でも容易に。
300kgの重量にもびくと
もしない。
電動車いすも楽々!

NHKニュースより


私見

数年前('97.7.5)、福岡市地下鉄3号線の説明会に出席し
(福岡市障害者関係団体協議会と市交通局担当者)

この問題で質問した。

その時の、市地下鉄交通局の担当者は

隙間や段差の問題は1、2号線同様、解決できてないとの回答だった。

要は当事者(車いす利用者)の要望など聞く耳は念頭になく、

一方的な説明会で終わったのである。

現在、地下鉄(1・2号線)には全駅にエレベーターが設置されましたが

完成後、工事を行なったので、3から4倍もの費用をかけた。

ちなみに、1基3億円という桁違いのもの。

現在、工事中の3号線を見直し、追加工事として

この 「自動スロープ」を設置されることを望む次第です!

貴重な税金を有効に使っていただくためにも!

当事者の意見・要望を聞く耳を持っていいただき

目を覚ましてほしいものです。


山崎広太郎市長の私的諮問機関が提言したDNA計画

この提言は行政評価・企業会計システムや民間の経営手法などを取り入れ

市民の参画・監視などの視点を盛り込んで

コスト意識やサービス精神を行なうという

斬新な計画だと聞く

これを実証するためにも!



福岡市営地下鉄1号線・2号線に現在、下記のような「転落防止柵」の
取り付け設置工事が進められています。

でも、

設計の段階で当事者といわれる視覚障害・下肢障害(車いす常用者)等に
情報が公開されず、いや、どこかの福祉団体に公開されたとしても誰一人、
意見が出なかったのでしょうかね。不思議です。
ということはその福祉団体には重度の車いす常用者はいなかったか?
あるいは、いても問題意識を持つ集団ではなく、本音の意見を汲み上げない
保守的な体質なのかもしれません。

もし、市民に公開されておれば、私は市長・担当部署へ意見(提案)を
言ったのだが・・決定後(着工後)に発表された。

いつもの手法だが、
これでは全く当事者の声が反映されずに設計が進んだのですね。
その証拠に車いす常用者が安全に乗降できる「車いす昇降装置」
の設置がなされていません。





この写真は相模交通の「横浜駅」の転落防止柵



写真:カリスマ車掌R’より
この横浜駅には、車いす乗降装置「ラクープ」をホーム4面に、計6ヶ所設置されています。

上述の
京浜急行の羽田空港駅と同型です。

福岡も設置して欲しかった。事前の調査などはしなかったのだろうか?
バリアフリー思想の欠けた担当者(設計者)でしょうね!

後で取り付けるとエレベーターと同じように
高くつくのですが・・・・
湯水のように「税金」を使うのが好きなんですね!


完成した「転落防止柵」



    ホームと車両の隙間が大きい
空港線全駅に設置
福岡市交通局へリンク
平成15年12月〜平成16年3月







福岡市営地下鉄のバリアフリー案内



車いす乗降装置「ラクープ」の詳細はここ






運 輸 省 通 知

運輸省は乗降客が5千人を超えるプラットホームと 連絡通路などとの高低差が5b以上ある高架駅や地下鉄にエスカレーターを整備するように求める指針をまとめ、JRや私鉄の各事業者に通知しております。

指針は電車や地下鉄を利用する乗客へのサービスの向上と、急速に進む高齢化社会に対応するのが狙い。

首都圏をはじめ関西など大都市圏のほとんどの駅が対象。

通知によると、駅を新設あるいは改築する場合、5b以上、上り下りする通路には原則として、それぞれ専用のエスカレーターを設置。

スペースを確保できない場合は上り優先でエスカレーターを設置するよう求めている。

既存の駅については、遅くとも10年以内に利用者の多い駅から整備を進める、としている。

構造は、身障者が車イスに乗ったまま利用できるような設備が望ましいとしている。
 
運輸省によると、大手私鉄や地下鉄の駅は全国で約1200カ所あるが、今回の指針を満たしているのはわずかに200駅程度にとどまっている。


注:現在の情報は下記に掲載しております。


 



あった! 理想的な人に優しい交通機関
(駅・ホームすべて障壁無し)

有りました! 沖縄に・・・・
平成15年8月10日開業
 



上述の京浜急行の羽田空港駅と同型の乗降装置です。


詳しくは  沖縄都市交通モノレール



 沖縄都市モノレール(株)
 〒901-0143  沖縄県那覇市安次嶺377−2 
  電話   098−859−2689(直通)
  FAX    098−859−2941
    E-mail: arakaki@yui-rail.co.jp 

   営業企画課 新垣耕一氏よりリンク・掲載承諾済



今回の理想的なバリアフリー設備が、車いす使用障害者の悲願である 単独自力乗降の可能性に大きく道を開くものになって欲しいですね。 全国の公共交通機関の事業者のみなさん 乗降客(5000人以上)に縛られず、一人でも車いすが利用すれば 必要な設備です。 よろしく、お願いします。 福祉情報の項目欄に戻る 2003福祉情報項目欄へ
2003.7.7記


前述の文言を書き換えなければならない嬉しい事態が・・・

私見でも記述していますが、ホームと車両間の段差・隙間は未解決で工事が始まりました。平成9年(1997.7.5)、福岡市地下鉄3号線の説明会から7年、この間に交通バリアフリー法の成立などで、国民の方々のバリアフリーに対する理解・認識が進んできた。当初の未解決であった段差・隙間が解決したのです!

平成17年2月3日に開業する七隈線(3号線)を平成16年11月16日に探索



【天神南駅】見学のビデオへリンク

地下鉄七隈線(3号線)視察の模様

♪ 全国に誇れる公共交通機関の誕生です 



2004.11.20 記
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3gosen/ensin/ensin.html

2024.3.23 記
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【電車に乗るぞ会で天神地下街・七隈線をバリアフリー探検乗車】
 地下街〜七隈線(天神南駅−福大前)2005.4.16
2005.4.16 

【市営地下鉄の身体障害者割引】

【 車両の車いすスペース 】



バリアフリー新法に基づくバリアフリー化の進捗状況について
(公共交通事業者等からの公共交通移動等円滑化実績等報告書の集計結果概要
(平成28年度末)国土交通省 報道発表資料
平成29年12月13日現在

詳細
2018.1.10 記



ホームドアの設置状況について
国土交通省 報道発表資料
(平成30年3月末現在)

国土交通省へリンク

2019.1.10 記


一両 全席 高齢者・妊婦・ベビーカー・車いす席に

すれば・・・・


ラッシュ時も利用できます。


福岡市営地下鉄 優先席拡大へ
NHK福岡 Webニュース 03月04日 08時20分

http://www3.nhk.or.jp/fukuoka-news/20140304/5670741.html
一週間で削除されます

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現在、ラッシュ時を避けて乗車している。

一両全部となればいつでも利用できるのだが・・・


2014.3.4 記

スペースの3分の1が車いす・ベビーカー専用

 西武が新型車両


これで、西武鉄道は安心してラッシュ時も利用できますね。


ブログに詳細を掲載!
http://syunsi2.exblog.jp/22094315/


福岡市と西鉄が導入する「連接バス」の担当者にこの発想が理解認識できれば・・・・

ラッシュ時やイベントの際、これまでの路線バスのスロープ付きや地下鉄・西鉄電車を

利用するのを避けてきたのが遠慮せずに安心して利用できるのだが・・・・

行政担当者や事業者は口ではバリアフリーやユニバーサルデザインを謳っていても

何も理解・認識していないのですね。

街を連なって走っているバス、一台に数人の乗客しか乗っていないバスを良く見掛けます。

車いす・ベビーカー専用バスを導入すれば利用するのを諦めていた人々も
増えると思うのですが・・・

この発想は直ぐに可能かも。
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2015.9.1 記



▼ 九州各県別 バリアフリー情報 旅客施設・車両    九州運輸局(2022.3.31 現在)
      2024.3.23











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