スポーツによる啓発・啓蒙


大分国際車いすマラソン大会、福岡県飯塚市の国際車いすテニス大会、

北九州市の国際車いすバスケット大会

'96アトランタパラリンピック、長野冬季パラリンピック等など

多くの障害者スポーツが国際的な規模で行われている。

日本のトップアスリートも国内を問わず、外国に積極的に遠征し、

素晴らしい成績を残しました。

2008年の北京パラリンピックでも素晴らしい成績が

期待されることでしょう。

ところで、当地、福岡市は障害者スポーツにどのように取り組んでいるでしょう

南区、清水に障害者スポーツセンター、

各区の福祉プラザ(障害者フレンドホーム)に体育館が設置されています。

スポーツセンターは利用者も多くそれなりの実績をあげているようですが、

利用者が固定され実績といっても、

同じ障害者が複数回利用しているのが現状。

交通便も悪く、車いすでのセンターまでの交通手段は

自家用車かタクシーを利用せねばならず誰もが何時でもとはいかない。

特に公共交通機関を唯一の頼りにしている者(車いす常用者など)

には障害者スポーツに親しもうとしても移動手段がネックとなっている。

各区の障害者施設の体育館は利用率も低く、「開かずの間」もあるやに聞く。

箱物行政の典型的なバラマキ福祉の例でしょう。

市の送迎バスあるいは地場独占の西鉄さんなどがリフト付きバスを運行し、

煩わしさなく利用できるようになれば

もっと、スポーツに親しむ積極的な障害者が増えることでしょう。

一方、大濠公園で毎年、2、3月ころに一般(健常者)の方と

障害者の「ふれあい車いすマラソン」が開催されていました。


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(中央トップを走っているのが私です 1991年)

ところが、1996年をもって終了しました。

この「ふれあい車いすマラソン」は市では唯一の健常者と障害者が

触れ合う場であり

障害者が抱えている諸問題を理解し、再認識できる場でした。

マスコミでも取り上げられ西日本新聞、FM福岡、NHK、民放などが

この模様を取材し、それなりの啓発・啓蒙に役立っていました。

ある障害者は

「規模の大きな大会にはいろんなハードルがあり

 出場できないがこの大会は誰もが出場できる」

「毎年、楽しみにしていた」

また、この大会が催されるということで目的ができ、

それを達成するために生活に張りがあった。

「本当に残念だ」 「もっと続けて欲しかった」などと、

存続を願う者も多くいた。



行政の担当者が言うには

「当初の目的を達成した」

ということでした。

しかし、これは行事をこなしたということであって、

障害者問題(啓発・啓蒙)の本質を忘れている発言ではないでしょうか。

予算を消化するためには、なんでも良かったのかもしれません。

福岡シティマラソンがあるのでそちらでということらしい。

国連が提唱した「国連・障害者の十年」(1983〜1992)を契機に

障害者の完全参加と平等を目指しての活動の

主旨はなんであったのでしょう。



冒頭にも記述していますが、

他の市では民間と行政が組んで国際的な障害者スポーツ大会に

発展し、スポーツを通して障害者が社会参加し、

理解を得られるなど、貢献している。

国際都市・福岡(行政がそういっているにすぎないかも)を自負するが

福岡市には国際的な障害者スポーツ大会はこれといって

誇れるものは見当たらない。

また

メディアの取りあつかいでも、ほとんどがスポーツ欄等で、

試合結果が報じられているだけで

理解・認識を得るには充分とは言えない内容である。


ところで、


大会やマラソン参加者(アスリート)が社会を変えるのではない。


皆さんが困難や優しさが何かを感じ、それを文言や声で情報発信し


社会を変えていただければ


と、多くのアスリートは汗を流し願いながらリムを回している。



こんな素晴らしい大会もあります。
第一回(1990)にエントリー
佐賀セラミックロード車いすマラソン大会

佐賀県西有田町で地元若者のグループによる全くの手作りの
車いすマラソン大会が始まって今年で19年、行政主導の他
大会に負けない大会作りは、実行委員全てのエネルギーの結
晶によるものです。

素人集団の奮闘振りをどうぞご覧ください!!
佐賀セラミックロード車いすマラソン大会へリンク

私の写真(娘と妻) レース後のひととき


2016年福岡五輪招致騒動に思う
招致活動の経緯
福岡市HPへのリンクです削除されている場合があります
1年間の招致活動の際、パラリンピックを強調し、開催されれば障害を持った人に優しい「まちづくり」が実現できると招致講演会を開催し市内各地で行われました。
「福岡市オリンピック五輪誘致準備委員会」に2名のパラリンピック五輪メダリストを選任
(車いすマラソンの副島氏 ・水泳の市職員梶原氏)

東京に決定し、実現は叶いませんでした。そこで福岡市のホームページ「市長へひとこと」欄にこんな提案を投稿した。

市長へのひとこと

一言で返されました(-_-;)


大分での車いすマラソンの反響
私が挑戦した際の地元新聞(大分合同)の記事です文面をクリックすると拡大します
クリックすると拡大します


東京マラソン2007
2007-2-18
やっと、皆様と同じ舞台で走ることができるようになりました

 生憎の冷たい雨の悪コンデェション
 優勝した副島選手(福岡)

 1時間32分21秒

 おめでとう!!
 
この大会を機会に各地で行われている陸連公認のフルマラソンでも、多くの車いす選手がエントリーできるチャンスが与えられることを願っています

ゴールへ疾走!・・・ 



各地の啓発・啓蒙 活動
(共生マラソンなどのリンクサイト)
全般
2020東京五輪パラリンピックニュース
NHKへの外部リンク
大阪
共生 共走リレーマラソン
東京
東京マラソン 2017
北海道
はまなす全国車いすマラソン大会

ごりさんの「車いすマラソン情報」全国のマラソン大会情報・その他
京都
京都てんとう虫マラソン大会
22回続いています!
福岡
シティマラソンコース変更検討

シティマラソン2008 寂しさ、悲しさ、そして怒り、情けなさ!

「福岡マラソン2014」

コースは変わったが・・・・旧態依然!

車いすのエントリーは4名でした(定員20名)
http://syunsi2.exblog.jp/21243952/

以前開催されていたシティマラソン福岡

福岡市制100周年を記念して、1989年に「福岡シティマラソン」として初開催。翌1990年に「シティマラソン福岡」に改称された。大会のロゴマークは、福岡タワーとシティ(City)の頭文字・Cを組み合わせたもの。
ハーフマラソンの部と5kmの部がある。

この大会は福岡市で市民ランナーの日頃の成果を発揮する唯一の場であり、毎年多くの参加者が集った。2012年開催時の参加者数は、ハーフが4,625人(定員5,500人)、5kmが2,115人(定員2,500人)で、第1回からの参加者累計は約17万5,000人。

2013年5月24日に開催された平成25年度シティマラソン福岡実行委員会総会において、同年度から廃止することが決議された。このため前年2012年に開催された大会が最後の大会となった。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

福岡市スポーツ振興計画の策定について( 2010.3.17)  
市民の皆様はあまり興味がないようですね! 
カウントが少ない? 現在(2023年)はカウントを表示してません?     10.5.11記 2023.11.12 追記
兵庫
第25回全国車いすマラソン大会の開催について
担当部署名/健康福祉部障害福祉局障害者支援課





他の地区でも行われている啓発・啓蒙の情報お待ちしてます



42年の物語 “共に生きる”を誇りに 大分国際車いすマラソン

初回放送日: 2024年1月12日 NHKBS

ロンブー淳がMCを務めるスポーツ番組!今回は、大分国際車いすマラソン。
世界初となる大会誕生秘話!
40年以上も続く中、町がどんな風に変わっていったのか?


2024.1.13 記

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大分国際車いすマラソン大会事務局へ リンク

大会概要・歴史・記録・写真集などなど
インターネットにてライブ中継
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北京パラリンピックに思う

変わるパラリンピック

メダル獲得者・メダル数

北京でバリアフリー加速





2020東京五輪パラリンピックニュース

「失ったものを数えるな、

残されたものを最大限生かせ」
NHK web特集

https://syunsi2.exblog.jp/28208408/

ブログにリンク ↑ 2020.8.24 記


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