タクシーを利用しようと手を上げるけど、車いす姿を見て
知らぬ顔で通過する。

バス停では、何台も同じ目的地行く系統番号が通過していく。
普通車(スロープ付ではない)には乗車できないのだ!
スロープ付きバスは少ないので10分、20分、30分と待たされる。
やっと来たが、格納されている床からスロープを引き出したり、
収納するのに時間が掛かり

乗客からは「早く、せんね!」「こんな時間に車いすで・・!」
迷惑だと言わんばかりの冷たい視線を感じる

食事をしようと、店に入ろうとすると
犬は衛生上、好ましくないからチョット遠慮して欲しい!

地域の人は「入院し、隔離した方がよい」という
「障害者は何時、火事を起こすからわからんから」
だそうだ。


障害を持った者が社会参加しようとしたとき、最も大きな問題(障壁)は
社会にある多くの無理解、認識不足による、


心 の 壁
 
です

以前は障害のある人たちを一箇所に集め、隔離された中で生活させたり、
世間に知られないように家族が介助して閉じ篭もった生活をさせていた。

事実、

昭和26年に家族がポリオに感染し、様々な差別や偏見を経験した。
これらの事例は歴史からも、うかがい知ることができる。

民主主義(多数決)の原理からして、
また、経済活動の利益追求の原則からしても仕方ないと思われるが、
小数の人たちがこれらの対象から外されていた結果でもある。

多くの仲間が様々な体験をしながら我慢を強いられてきました。


しかし、

このような差別や偏見は、時代の経過とともに障害を持った人の
人権を見直し、その能力を社会に
還元し、経済活動の一端を担う一員だというように認識されつつある。


話は少し逸れますが・・・
私も受傷するまで、障害を持った人の言ってることは そうだろうか?
 程度の理解・認識でした。

   福祉施策も行政は当事者を積極的に参画させることによって
 「ばらまき福祉」といわれる多くの血税の無駄遣いが無くな
 り本物が達成できることでしょう。

が、

 何故か これまでの後手後手の施策を検証してみても、己の
 未熟な知識が暴露され職権を奪われはせぬかと行政担当者は
 保身の為、当事者の参画を嫌うみたいです。

 これらも バリア となっていますね!

一方、

視点を世の中(社会資本:インフラ infrastructure)に移すと、
その多くは身体が健常な者、それも若者を対象として造られた
もので構成されている。

このため、身体に障害のある者にとって、使用しづらいのは当然であり、
普通に社会生活を送ることなど、夢また夢の時代が
最近まで続いてきた。

身体に障害を持つ(四肢・聴覚・視覚)人や知的障害など
のある人々を取り囲む

社会環境は

1981年の国際障害者年、
その後の「国連・障害者の十年」(1983〜1992)を契機に
行政や民間レベルで様々な角度から

障害を持った者の完全参加と平等を目指して活動が繰り広げられた。


一昨年(平成14年)まで「アジア太平洋障害者の十年」(1993〜2002)
として引き継がれ、活動が続いてきた。

その結果、公共の建物にスロープや車いす対応トイレが設置され、
車いすを使っている人々や
高齢者及び妊産婦(乳母車)なども
前よりも外出の機会を得られ、行動しやすくなった。





国民一人ひとりが豊かな人間性を育み生きる力を身に付けていくとともに、
国民皆で子どもや若者を育成・支援し、年齢や障害の有無等にかかわりなく
安全に安心して暮らせる「共生社会」の実現に努めます。


と、謳ってます。

しかし、

公共交通機関はどうでしょう。

車いすでバスや電車に単独で乗れるように

なっているだろうか?



政府広報・啓発映像


地域の商店街や街並みはどうだろう。

レストラン・事務所・ホテル・等など自由に出入りし、

利用できるでしょうか?


教育・雇用はどうでしょう。

障害を理由に分離したり、

雇用を拒否してないでしょうか


自宅での生活環境は?


まだまだ、

様々なハード(物理的)のバリア(障壁)が存在します。

これらの期間中に
都道府県や政令都市が「環境づくり指針マニュアル」なるものを出した。

福岡市では「『福岡型福祉社会』のための環境づくり指針」
関係部署や企業に配布、
これを基に公共の建物については随分と整備が行われ、
外出が容易になってきた。

福岡市のホームページにて「福岡市福祉のまちづくり条例」で検索してみましたが条文のみで、詳しい説明の掲載がまだのようです。
手元には「『福岡型福祉社会』のための環境づくり指針」があります。市民の皆様にも理解・認識していただくためにも何故、掲載しないのでしょう?  他の自治体ですが・・・
大阪府の「みんなでやさしいまちづくり」をリンクします。参考にしてください。   




平成20年11月
「福岡市福祉のまちづくり条例施行規則」及び「施設整備マニュアル」が改定されたのに伴い福岡市のホームページに掲載されました。





平成26年11月

だが、

10年前に比べ障害を持った人たちが
社会参加しやすくなってきてはいるものの、公共的な
街づくり指針マニュアルから外れた
個々のものについては大きく立ち遅れている。

科学の発達は日進月歩で目を見張る勢い!

電子・物流・省力化機器などの進歩で
情報や人・物の大量の輸送・伝達が可能となり文化や
経済発展に貢献している。

一方でこれらの発展の影で交通事故や公害などが増加し
身体に障害を受け、
苦しんでいる人々をつくりだしていることも忘れてはならない。

障害を持った(受けた)人口は顕著に増加し、
それも若者が増えていることはあまり知られていない。

 また、高齢者が4人に1人になるという高齢化社会を迎え、高齢ゆえに
身体に何らかのハンディキャップを持つ者が増えてくる。


◆ ご存知ですか?【障害者の日】◆ 障害者基本法・身体障害者福祉法
国連での障害者の権利条約成立の経緯など掲載
(2020/10/3 更新)



http://www.gp-sri.jp/report/detail031.html

障がい者に対する差別・偏見に関する調査
障がい者総合研究所 2017.12.06

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

https://survey.gov-online.go.jp/h29/h29-shougai/index.html

障害者に関する世論調査
世論調査報告書 平成29年8月(2017.8)調査 内閣府


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

https://survey.gov-online.go.jp/r04/r04-shougai/gairyaku.pdf

「障害者に関する世論調査」の概要

令 和 5 年 2 月 内閣府政府広報室
出典:https://survey.gov-online.go.jp/index.html

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜http://www.moj.go.jp/JINKEN/jinken04_00131.html
障害を理由とする偏見や差別をなくしましょう 法務省







福岡市の障がい児・者等の概況


身体・知的障がい児・者数(手帳所持者数)の状況
[平成25年6月30日現在]】
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/43841/1/03.2.pdf


平成26年3月 福岡市 障がい児・者等実態調査 報告書
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/43841/1/gaiyouban.pdf


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



平成28年度 福岡市障がい児・者等実態調査の結果について
https://www.city.fukuoka.lg.jp/fukushi/zaitakushien/health/syougaijisyatoujitaityousakekka_2_2.html


第5期 福岡市障がい福祉計画(案)
平成30年 3 月 福岡市 資料1
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/59731/1/04shiryou1.pdf


第5期福岡市障がい福祉計画 (平成30年6月)
https://www.city.fukuoka.lg.jp/fukushi/zaitakushien/syougaifukushikeikaku_5-1.html



第6期福岡市障がい福祉計画 (令和3〜5年度)
https://www.city.fukuoka.lg.jp/fukushi/zaitakushien/shisei/syougaifukushikeikaku_6-1.html


注:文中の障がい者表示 私は「障害者」表示を支持します。



障がい者保健福祉専門分科会

障がい者保健福祉専門分科会は,障がい者の保健福祉に関する事項について審議するために福岡市保健福祉審議会条例に基づいて福岡市保健福祉審議会に設置されています。


障がい者保健福祉専門分科会


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  出典:NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20170218/k10010881141000.html
  

どのくらい実行できるかな! 楽しみです。 

20数年いや、30年ほど遅れている理解・認識で「福祉施策」が満足に・・?


アトランタではこんなバスが導入されている
アメリカのアトランタではこんなバスが!!
1996年7月19日 アトランタオリンピック開催に伴い導入
1996年200台導入、2000年には100%に



=======
 「こんにちわ」「おじさん散歩ね!」と駆け寄って来る子供達。そして、小さな腕で優しく、私の車いすを押してくれるのである。私が、皆の前に姿を現すようになって5年、最初は遠卷きにして「どうして車いすに乗っているのか」と興味深く尋ねる可愛い子供達。多分、今まで目にしたことの無い珍しさと見慣れない乗り物に乗っている変な人と映ったのだろう。

しかし、今は違和感もなくごく、自然に、それも当り前のように私に接してくれるのである。これは私の住んでいる団地での出来事である。 一歩、通りへ出れば嫌な言葉が、視線が感じられる事が度々ある。 

これらは、物心付く幼児の頃から接して育った子と接していない子との認識の差であり、その子供達を責める気は毛頭ない。大人の都合で障害児と健常児が分けられている日本の分離教育が如何に愚かなものか如実に表している一面ではないだろうか。===

西日本新聞 読者投稿欄 「こだま」1993:5/10 掲載





2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会を契機として、ユニバーサルデザイン化・心のバリアフリーを推進し、大会以降のレガシーとして残していくための施策を実行するため、ユニバーサルデザイン2020関係府省等連絡会議を開催しています。

出典:首相官邸 政策会議 http://www.kantei.go.jp/index.html


下図をクリックすると政府広報オンラインにリンクします 




高齢者や障害を持った者に配慮した社会環境や
社会システムの改善、整備が必要であることは誰もが
感じていることでしょう。


 参議院選挙で2人の重度障害者が当選

れいわ新撰組(山本太郎代表)

2019.7.22 記
 残念です!このニュース、NHKさんは削除されました。





 障害者差別解消法の改正

令和3年5月(2021.5)、同法は改正されました(令和3年法律第56号)。改正法は、公布の日(令和3年6月4日)から起算して3年を超えない範囲内において政令で定める日から施行されます。

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2024年4月1日(令和6年4月1日)から改正法が施行

内閣府 


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映像出典:
肢体不自由のある方について(合理的配慮の提供)
障害者の差別解消に向けた理解促進ポータルサイト
https://shougaisha-sabetukaishou.go.jp/goritekihairyo/sitaihuziyu/







参考:障害者雇用のご案内〜共に働くを当たり前に〜
https://www.mhlw.go.jp/content/000767582.pdf

内閣府 「令和6年4月1日から合理的配慮の提供が義務化されます!」
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/sabekai_leaflet-r05.html

内閣府 障害者の差別解消に向けた理解促進ポータルサイト 合理的配慮の提供
https://shougaisha-sabetukaishou.go.jp/goritekihairyo/



 日本国憲法 全文

衆議院 


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