個性尊重へ健常児と授業


埼玉県



 埼玉県は5日までに、障害のある児童、生徒全員が、盲、ろう、養護の各学校に加えて普通学級にも籍を置く「二重学籍」を導入し、健常児と一緒に授業を受けられるようにする検討を始めた。
 県によると、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が提案した障害に関係なく一緒に学ぶ「インクルージョン」の理念を取り入れる構想で、二重学籍は法令に規定がないが、導入されれば全国初になる。
 2004年度実施に向け今後、導入による管理責任や教員確保の問題を国や県内の市町村教育委員会などと協議する。
 構想では、障害のある子供が普通学級で過ごすことにより、双方に互いの違いを認め個性を尊重し合う意識の高まりが期待できる。

2003.1.6西日本新聞より抜粋

1993年5月10日に西日本新聞「こだま」に統合教育が必要だ!という内容で掲載されました。当時からこの件を訴えていたのだがやっと10年にして陽の目を見るようだ・・・・
これを突破口にして全国でも実施されることを期待したいですね!





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転落防止ホームドア

姪浜 福岡市営地下鉄1号線 空港

全駅に15年度設置



福岡市交通局は市営地下鉄1号線(姪浜−福岡空港)の13全駅に転落防止の「ホームドア」を全てのホームに設置する方針を明かにした。九州では初めて導入する設置費用は24億円。
ホームドアの高さは約120cm。 電車が駅に到着すると通常はホームと線路側を仕切っているホームドアが車両のドアに連動して自動的に開くようになっている。酔い客や視覚障害者の転落防止及び誘導にもなる。

既に2005年開業予定の3号線(天神−橋本)では設置計画されている。既設線に国の補助が得られることになり1号線に導入を決定したとのこと。
2001年1月に東京のJR山手線新大久保で線路に転落した男性を助けようとした二人と合計三人が死亡。これを機に首都圏の地下鉄の新設路線でホームドアの設置が進められている。
2号線(中洲川端−貝塚)への設置も検討中

大変、喜ばしいことですね! 特に視覚障害者の方にとっては朗報!
欲を言えば、車いす常用者が地下鉄を利用する場合、車両とホーム間の「段差や隙間」があり、車いす単独では危険で乗降ができない状況になっており、これを解決する意味でもホームドアがスロープとも連動する装置が望まれる。関東の京浜急行の羽田空港駅に設置実績
利用するたびに現場の職員に問い、「スロープがあれば・・危険は少なくなる」との発言がある。職員は段差・隙間の危険性を理解、認識してはいるものの当局での導入は検討されていない。検討しているかも?

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福祉に取り組む児童が訪問

所沢市立安松小学校5年生

井ヶ田君とのメール交換



From: D065_安松小学校学校用 <yasumatu-e@tokorozawa-stm.ed.jp>
To: "'wheel@jcom.home.ne.jp'" <wheel@jcom.home.ne.jp>
Subject: 車いすのおっさんHP感想!
Date: Mon, 9 Dec 2002 12:14:01 +0900 

僕は、所沢市立安松小学校5年生の井ヶ田といいます。今、総合の勉強で福祉の
ことを調べています。その中でも、車椅子の生活について調べています。いくつ
かお聞きしたいことがあるので、よろしければ教えてください。   
1:車椅子の生活になって一番つらかったことは何ですか?  
2:助けてもらったりした時に、一番うれしいことは何ですか?    
  もしよければ教えて下さい。よろしくお願いします。


Date: Mon, 09 Dec 2002 13:56:43 +0900
From: Wheel <wheel@jcom.home.ne.jp>
To: D065_安松小学校学校用 <yasumatu-e@tokorozawa-stm.ed.jp>
Subject: Re: 車いすのおっさんHP感想!

 1.一番つらかったこと?
  一つではなくたくさんつらいことが・・・

  1-1.闘病中は なぜ、
    ○自分がこんな身体にとか
    ○家族の生活はどしたらがいいのか
     子供2人。
     長男はちょうど井ヶ田君と同じ、五年生でした。
     長女が三年生。
    ○車いすで外に出ることができるのか。
    ○排便・排尿をどうすればいいのか。

     でも、社会復帰(退院)して実生活に戻ると親戚や家族、多くの方に
     励まされて、介助を受ける不自由な身体になったけれども元気に生き
     ていくことが出来ました。
     大分の車いすマラソンに挑戦したのも自分自身を勇気づける意味と回
     りの方への感謝の気持を表すことでした。

  2. 困って、助けて(介助)もらった時。
    ○ある日、地下鉄に乗るため、駅に行きました。
     駅に通じるエレベーターが動いていませんでした。それはエレベータ
     ーがあるデパートが休みだったのです。
     その時、茶髪のアンちゃんが4人でホームまで、急な階段を抱えて降
     ろしてくれました。
    
     「人は見掛けによらない」とはこのことですね!
     うれしかった〜〜あ!

     たくさんの方が優しい心を発揮していただければ、少し、バリア(段
     差や階段などの障壁)があっても、車いすでも外出ができることを発
     見しました。

     「車いすのおっさん」は積極的に外に出て、
     「ありのままの姿」を見てもらっています。
     これが 皆さんの障害者に対する理解・認識に
     つながると考えて・・・います。

   また、障害者になって、多くの方と知り合いになり「友達の輪」が広がっ
   ています。
   今は 生きていて良かった! と、思っています。

 P.S.
  所沢には仕事でお邪魔したことがあります。
  埼玉県久喜市に10年居ました。


From: D065_安松小学校学校用 <yasumatu-e@tokorozawa-stm.ed.jp>
To: "'Wheel'" <wheel@jcom.home.ne.jp>
Subject: RE: 車いすのおっさんHP感想!
Date: Tue, 28 Jan 2003 11:55:17 +0900

所沢市立安松小学校5年、井ヶ田といいます。12月にメールで質問させていた
だきました。教えていただいたことをもとに、総合の勉強を進めることができま
した。お礼がこんなに遅くなってしまってすみませんでした。
本当にありがとうございました。

担任の西牧といいます。お礼が遅れて申し訳ありませんでした。福祉について考
え、調べていく中でこのHPをみつけたようです。前向きな考え方を知るにつれて、
直接コンタクトをとってみたいという気持ちになったようです。おかげさまで、
他の児童にとっても良い啓蒙になりました。ありがとうございました。


おっさんの感想
ホームページを介して 僅かですが福祉に貢献できたことを嬉しく思っています。
ヤッフー Japan!に正式登録していただきカウンターが毎日100以上回転し、
多くの方が訪問していただいてます。それだけ福祉に関心をお持ちの方が多いと
いうことを表しています。
ちょっと寂しいのは「掲示板」に足跡が・・・・少ない (;_;)
井ヶ田君のように遠慮無く書き込みをしていただければと思っている。



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 ■たん吸引、ヘルパーも ALS患者に限り 厚労省、条件付き容認 2003.04.23

   医療行為とされるたんの吸引について、厚生労働省の分科会は22日、自宅で療養する 筋萎縮(いしゅく)性側索硬化症(ALS)の患者に限り、一定の条件でホームヘルパー らにも認めることに。 人工呼吸器をつけたALS患者のたん吸引は24時間休みなく必要で、医師や看護師では 十分な対応ができないために家族の負担が大きく、患者団体が要望していた。  医師法は、医師以外が業務として医療行為をすることを禁じている。看護師は医師の指 示で可能で、在宅療養では患者の家族も事実上認められてきた。医療行為を定義した明文 規定はないが、のどや気道にたまったたんの吸引は医療行為とされてきた。現実には家族 からの求めに応じて実施しているヘルパーもいる。  分科会では、たん吸引は医療行為との解釈は変えないまま、十分な訪問看護体制が整う までの措置として、一定の条件で家族以外のヘルパーやボランティアらにも認めることで ほぼ合意した。  条件として▽主治医か看護師から吸引方法の指導を受ける ▽患者自身が文書で同意する ▽主治医らとの緊急時の連絡・支援体制の確保――などを挙げている。  人工呼吸器を付けて自宅で療養している患者は約1万人、うちALS患者は約1100 人と推計される。 筋ジストロフィーなど別の病気の患者にも認めるかは、ここでは議論されていない。  「医療行為」という壁で、ヘルパーなどの介護職が現場で戸惑うのは「たんの吸引」だ けではなく、例えば、胃にチューブで直接栄養を流し込む経管栄養注入や床ずれの手当て、 服薬介助、摘便、点眼、湿布、軟こうの塗布、つめ切り、耳あか掃除など、「医療行為」 とされるものにはさまざまな種類があります。  これらが解決しなければ、最重度の障害を持った人々はこの制度の枠外となってしまう のではないでしょうか? 本来、この方々の介助をする家族に負担がかかるのでというこ とで、これを救済しょうというのが制度の目的であったはず。  因みに 私は人工肛門を造設、また自己導尿を必要とするので介護保険・支援費制度の 恩恵を受けることが困難な状況です。  何故ならば ほとんどヘルパーさんが行う介護には排尿・排便の介助が付随してくるか らである。  入浴介助の際、便の入った袋(パウチ:蓄便袋)をぶら下げたまま入れますか?  邪魔になり身体を洗うこともできないでしょう。万が一、パウチが外れ、便が漏れれば 処置は誰が?    膀胱に尿が満杯の状態で介助を受け、外出(動く)しても失禁を起こすのは必至、後処 置は誰が・・・・  また、パンパンに張った状態では苦しくて動けませんでしょう!  膀胱障害を起こすだけでなく、苦しみ、もがき過緊張状態になることも。  この処置、皆 家族が行うのであれば、ヘルパーは何を介護するのでしょう?  家族がヘルパーに付き添わなければならないとすれば、介護保険制度そのものが成り立 たないのでは。誰のための制度でしょう  食事の介助・食器洗い・部屋の掃除など・・だけであれば、これでは賄い婦(夫)やホテ ルのメイドと同じですね。  わざわざ、ホームヘルパー養成(資格取得)なんぞしなくても・・・  派遣されたヘルパーが当事者(介護している家族)に教われば済むこと。  障害を持った者にとっても、障害は千差万別であり、個々に違うので当事者の家族に教 われば安心でき、満足するのではないだろか。  医者が医療行為を許可(負担させている)している家族はヘルパー以上の介護の知識を 認めていることになる。だって、ヘルパーの医療行為はできないのだから。  と思うのだが!?


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 ■障害者差別 禁止を明記  2003.06.18

障害者に対する差別禁止を明記した障害者施策について基本計画策定を地方自治体にも義務 付ける障害者基本法改正案が17日明らかになった。 議員立法として今国会に提出される。
【平成15年6月18日】 ■ 障害者基本法改正の与党試案を了承 障害者特別委員会  18日開かれた障害者特別委員会で、障害者基本法改正についての与党試案が了承され  た。与党3党の障害者基本法改正プロジェクトチーム(PT)がまとめたもので、現行  法で規定されていない「障害者に対する差別の禁止」「都道府県、市町村への障害者計  画策定の義務づけ」「国と都道府県への障害者平等参画会議設置義務化」などが盛り込  まれている。与党PT座長の八代英太特別委委員長は「野党にも呼びかけ、超党派で会  期が延長された今国会での成立を目指す」と説明している。
「ディリー自民より抜粋」


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福祉に取り組む児童が訪問

福岡県八女郡立花町 光友小学校四年 大神 ゆきさん・甲木 優衣 さん


----- Original Message ----- 
From: 光友小学校パソコン室02 
To: wheel@jcom.home.ne.jp 
Sent: Monday, November 10, 2003 11:56 AM
Subject: 質問に答えてください

わたしは、総合の、勉強で
車いすのことについて調べています。
つぎの質問に答えてください。
1,トイレやおふろは、どうやってしていますか。

2,車いすには、どんな工夫があるか知っていたら
教えてください。 
                       
3,家の中に、どうやって入り。
階段とかは、どうやって登っているんですか。   
        「すごしているんですか。」    


      福岡県八女郡立花町 光友小学校四年

          大神 ゆき  甲木 優衣
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
回答

 大神 ゆき さん、 甲木 優衣 さん

 Wheel(車いすのおっさん:新開)です。
 こんにちは!

 ホームページを見ていただきありがとうございます。
 大変うれしく思います。(感謝!・涙 ポロリ(●^o^●)) 
 
On Mon, 10 Nov 2003 11:56:47 +0900
光友小学校パソコン室02 <mate02@mituto-e.fsyoume.ed.jp> wrote:

> わたしは、総合の、勉強で
> 車いすのことについて調べています。
> つぎの質問に答えてください。
> 1,トイレやおふろは、どうやってしていますか。

 ●お風呂は シャワーだけです。
  湯船には退院して以来、入ってません。
  温泉などに行ったときは家族の者などに抱えてもらって入っています。
  自宅の湯船は埋め込みではなく、据付け(置いただけのもの)なので
  高く、滑っては危険です。それと公営住宅なので改良が出来ません。

 ●トイレは
  自己導尿と言って、細い管を尿道から膀胱に挿入して、
  排尿しています。
  痛さは感じません(麻痺しているので)
  詳しくは下のアドレスをクリック(ダブル)すれば分かります。
  先生から 説明してもらってください。
  http://members.jcom.home.ne.jp/wheel-net/dounyo.htm
>
> 2,車いすには、どんな工夫があるか知っていたら
> 教えてください。 

 ●車いすは身体に合わせて作ります。
  これは病院や介護施設に入っている人が使っている車いすとは
  大きさも違います。
  なぜならば、「車いすのおっさん」の車いすは自分の身体の一部
  です。
  皆さんが靴を選ぶとき、足に合ったもを買いますね!
  車いすは足そのものですから、こぎやすいよう(タイヤを回しやすい)
  に腕の長さなどに合わせ、
  1.シート(座るところ)の高さ、2.タイヤの中心位置
  3.フットレス(足を置くところ)の高さ
  4.タイヤのキャンバー角度
  (車いすを正面から見るとハの字型にタイヤが本体に取り付けてある角度)
  下記に車いすメーカーを紹介します。
  アドレスをダブルクリックしてください
   http://www.oxgroup.co.jp/index.html
  
> 3,家の中に、どうやって入り。
> 階段とかは、どうやって登っているんですか。   
>         「すごしているんですか。」    

 家は集合住宅(公営住宅)なので、階段の脇にスロープを
 造ってもらいました。
 スロープが設置出来るまでの経緯↓
 http://members.jcom.home.ne.jp/wheel-net/slope-jitaku.htm

 室内は全てバリアフリーにして引き戸の溝脇は段差を無く
 していますので自由に動き回れます。
 部屋は3LDKなので不自由は感じません。
 ベランダはウッドッキ(スノコ)を全面敷いていますので
 日光浴などもできます。

 おっさんの一日はここに書いています。↓
 http://members.jcom.home.ne.jp/wheel-net/2003/itiniti.htm

 外にでると 様々なバリア(障壁・障害)がたくさんあります。
 積極的に外に出て、バリアフリー探検をしており、これらを
 ホームページに掲載してみなさまに理解・認識してもらうことを
 目的としてホームページを開設しました。

 100ページ近くありますので、ゆっくり見てください!

 まだ、他に質問がありましたら、遠慮なく・・・

 ありがとう ございました。m(__)m


>       福岡県八女郡立花町 光友小学校四年
>
>           大神 ゆき  甲木 優衣



  ┏┏┏┏┏┏┏ 車いすの視点で社会を探る!┏┏┏┏┏
  ┏ Mail Address wheet@jcom.home.ne.jp    ┏
  ┏ URL http://members.jcom.home.ne.jp/wheel-net/┏
  ┏ 〜〜車いすのおっさん 活動日誌〜〜\(^0_0^)/ ┏
  

=〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜=
光友小学校四年の児童からのお礼メール
----- Original Message ----- 
From: "光友小学校パソコン室02" <mate02@mituto-e.fsyoume.ed.jp>
To: "Wheel" <whet@jcom.home.ne.jp>
Sent: Tuesday, November 11, 2003 4:31 PM
Subject: Re: 質問に答えてください
 
お返事ありがとうございました。

また、分からないことがあったら
メールします。




   福岡県八女郡立花町 光友小学校四年

        大神 ゆき  甲木 優衣



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交通バリアフリー法に基づくバリアフリー化の
進捗状況について

 (公共交通事業者等からの移動円滑化実績等報告書の集計結果概要)

平成15年11月19日
<問い合わせ先>
総合政策局交通消費者行政課
(内線25504、25518)
TEL 03-5253-8111(代表)

 

高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する
法律(以下「交通バリアフリー法」という。)が平成12年11月に施行され
てから、3年が経過しました。
同法に基づき、公共交通事業者等による旅客施設や車両等のバリアフリー化が
進められているところです。
今般、交通バリアフリー法第22条に基づく、公共交通事業者等からの移動円
滑化実績等報告(平成15年3月末のバリアフリー化の状況)が取りまとまり
ましたので、その概要を別添のとおりお知らせいたします。

   
  交通バリアフリー化の進捗状況<ポイント>

  • 全旅客施設については、

    • 段差の解消率は       39.4% (H13年度より約6.1ポイント上昇)
    • 視覚障害者誘導用ブロックの設置率は
                    72.0% (同約7.7ポイント上昇)
    • 身体障害者用トイレの設置率は
                    13.1%  (同約10.4ポイント上昇)

  • 車両等については、

    • ノンステップバスの導入率は 6.6% (H13年度より約2.6ポイント上昇)
    • 航空機の基準達成率は    24.5% (同約12.0ポイント上昇)

同法に基づく基本方針では、平成22年(2010年)までに、1日当たりの平均的な
利用者数が5,000人以上の全ての旅客施設について、原則としてバリアフリー化を
実施する等の目標を掲げており、国土交通省としては、

●補助・税制等の支援措置
●市町村が作成する移動円滑化基本構想の策定の促進等

により、今後も引き続き、交通バリアフリー化の実現のための取り組みを推進していきます。

平成15年11月19日 国土交通省発表 より





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