日田市老人会の段差解消運動
日田市老人会は車道と歩道の段差解消運動を推進し、市内の足の不自由な高齢者・障害者や
乳母車を使うお母さん方から喜ばれている。
狭い道路に設けられた車道と歩道を区分する段差が延々と続く。
数人がすれ違えるほどに幅が広ければ段差をつけて区分することも良いのだが
住宅地などの歩道はほとんど一人が通る幅しかなく車いすなど狭くて通れない。
それも、波乗りをするようにうねり、車道側への勾配が付けてある。
これでは、力の弱い、高齢者や障害者はとても通る気にはならないし、
転倒して事故に遭う恐れもある。
また、違法駐車で歩道に乗り上げている場合には歩行者、特に車いすや乳母車を
押す人たちは通行できない
段差の無いところまで戻り、車道へ降りて通行せねばならない。
この種の段差のついた歩道は途中に降りれるような個所は少なく、歩道の始まる場所まで
戻ることになる。
本来、道路は人が通るためのもの。
車社会となり、車が「我が物顔」で通行するようになった。
人は端っこに追いやられたのです。
これを人が優先だった本来の姿に戻そうという運動だ。
参 考 図
従来の歩道形態T
従来の歩道形態U
図面には車道側への傾斜(勾配)は描かれていませんが、ご存知のように
ほとんどの歩道は斜めになっている。
(上図は「福岡型福祉社会」のための環境づくり指針を参考に作図しました)
日田老人会のすすめている歩道形態
排水溝へは車いすなどに影響を及ぼさない程度の傾斜をつけ水はけを良くしてある。
また、ブロックは大きく(30cm〜40cm角)目地による抵抗も少ないようだ。
これは福岡にも同じようなブロックを使用してあるところをチェックし確認済み
住宅街の歩道は人間が主人公であってほしい。
いや、全道路がそのようであれば
人に優しい道路になることでしょう!
車も区分されていた時より、スピードをゆるめ歩行者に気を付けて走行するようになったとのこと
車外で、チェックしたかったのだが、この日は大雨で車の中から覗くだけでした
写真で示せば一目瞭然だが、残念ながらデジカメはまだ備えていません。
他の歩道で参考になる段差の写真をどなたかお持ちでしたら提供お願いします。
このページに書き込みたく思います。
人に優しい歩道、優しくない歩道なんでも結構です
バリアフリー街歩き 日田市豆田町の観光PRに
2017年10月7日大分合同新聞朝刊
ブログに掲載
私見
老人会運営もこのように地域に根付いた活動をするということで
貢献できることを知った。
どこかの会のように予算消化のために行事をこなすだけに終わるものとは一味違った
活動をしているなと感心しました。
この情報は地元で土建業を営んでいるT氏から得ました。
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