福岡市県民の憩いの場、大濠公園にて


9月に入り、朝晩は一時のような暑さはなくなり、少しばかり
 しのぎやすくなってまいりました。

 これまでは、身体を冷やすためシャワー施設のある百道浜を主に散歩していましたが
 今日は大濠公園を散歩してみることにしました。

 よかトピア通り(福岡ドーム南)から唐人町の住宅街を通り、大濠公園へ
 アメリカ領事館から気象台の方へ左まわりに

 公園を一周(約2km)し、水分を補給しようとボートハウスへ。
自動販売機でスポーツ飲料を買おうとしました。

 ところが、以前(平成10年改築)は販売機まで車いすで行くことができたのですが、
驚いたことに入り口に2段の階段が設けられており、近づけないのです。


当然、売店にも入ることができません。

 数年前、この公園は道路の整備と車いす用トイレや段差をなくした手洗い場を整備し、
思いやりのある施設に改善され、県も「やるな」と思っていました。

 平成11年8月31日付け、西日本新聞(朝刊)には県建築指導課が「県福祉のまちづくり条例」が
4月に全面施行されたのを受け
「県、ひとに優しい建築物等整備推進に関する講演会」を開催との記事が掲載されていました。

 片方では段差を設け車いすが近づけないような工事をし、
一方では「人に優しい街づくり・バリアフリー」と銘打った講演会をやる。

 縦割り行政だから仕方無いと言う人もいるが、いい加減な行政の姿を見るみたいです。

 「福祉のまちづくり条例」なんか「絵に描いた餅」ですね

 アメリカ障害者法(ADA)のように罰則・罰金と拘束力のある法律であればよいのだが
拘束力の無い条例(罰則はある?)は意味無し。

福岡市にも「空き缶ポイ捨て条例」というものがあるが、
あちこちに空き缶が投げ捨てられおり、一向にポイ捨ては改善されてない
また、「罰金を徴収する」と謳ってはいるが取られたという話も聞いたことが無い。

 先日の国立病院の件(掲載日 H11.8.19)といい、
本音は「福祉の街づくり」なんかやる気無し、どうでもよいのです。

予算を消化すればそれで良し、
その予算で完成したものがどのような効果や結果をもたらしているなんかは考えない。

こんなことを行政の担当者は考えないのだろうか。多分、われわれの常識とは違っているんだろう

不思議でたまらない。やる気のある役人は一人もいないのだろうか!

言ってることと行なっていることのギャップ、本当に何ともやり切れない思いです。

平成11年9月2日



平成17年3月にスロープが完成しました

右側の階段はそのままです。正面向って左側に・・2005.4.28


2015年2月6日(金)、新複合施設「ボートハウス 大濠パーク」がオープン
https://www.oohoriboathouse.jp/

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