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  平成12年1月10日 バス乗車、一人でもOK

  ◎平成12年3月21日 蔵相会議(沖縄サミット)で化粧直し盛ん

  ◎平成12年5月10日 運輸省から提出されていた
           「高齢者、身体障害者の公共交通機関を利用した移動円滑化促進法」
               いわゆる「バリアフリー法」成立!

  ◎平成12年5月29日 首都圏(東京)の私鉄に車いすに優しいホーム設置
           7月9日映像追加更新 福岡山崎市長よりこの件で回答を頂く。

  ◎平成12年6月1日  バリアフリー事業補助金交付先に65駅決定!























バリアフリー法案を提出

運輸省が骨子

二階堂運輸相は11月30日の閣議後会見で、障害者や高齢者が駅や
空港などを容易に利用できるよう
配慮する『バリアフリー化』を促すための法案の
骨子を明らかにした。

 今後、関係省庁との調整を進め、
次期通常国会に法案を提出する方針。

 運輸省がまとめた骨子案では、鉄道の駅などを新しく建設する場合、
エレベーターやエスカレーター
といった障害者が円滑に移動するための設備整備を義務付ける。

さらに、新たに造るバスは乗り降りが楽な
「低床」とし、電車にも車いす用のスペースを確保することなどを
交通事業者に求める内容。

 また、必要な措置を講じなかった事業者に対しては罰則はないものの、
勧告や立ち入り検査ができるとしている

平成11年12月1日


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バス乗車、車いす一人でもOK
運輸省、78年の通達改正


運輸省は九日までに車いすでバスに乗り込む際に「介護人の同伴が必要」と
定めていた通達項目を削除し車いすの人が介護人なしで単独で乗れるようにした

同省は

「電動車いすやノンステップバスなどが普及してきたことを考慮すれば,
一律に介護人の同伴を必要と定めるのは合理的な規則ではなくなった」

介護人の同伴を必要とした一九七八年の通達は、

乗降時や車内で車いすが動いたり
倒れたりすることを防止する目的で、同省自動車交通局長から
全国のバス事業者に通達された

身体障害者が単独で自由に動ける電動車いすが普及し
全国に約六万台ある乗り合いバスのうち

九九年三月末時点で

対応車両
導入台数
スロープ付き
962
ノンステップ
441
リフト付き 
278
                       

が導入されている。

これまでの通達を事実上、無視し、車いすでの単独利用する障害者も多く、
バス事業者もこれを黙認していた

同省は車内での安全確保のため、乗車後は車いすのブレーキをきちんとかけ、
動かないようにバンドなどで固定することを各事業者に要請。

運輸省の担当者は
「ノンステップバスなどの導入をさらに促進し、障害者や高齢者が一人で動ける
交通基盤整備を進めたい」と話している。

平成12年1月10日



私見

やっとという感じですね。
それでも欧米には20年ほど遅れている。


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蔵相会議(沖縄サミット)開催で
化粧直し盛ん

平成12年7月

沖縄サミット蔵相会議が福岡市博物館を会場にして開催される。

そのために会議場周辺の道路や造作物の化粧直しが盛んに行われています

遠来の客を持て成すのに道路等を綺麗にすることは

来訪される各国の蔵相、その他政府関係者に対し

失礼にならない様に気配りすることは当然でしょう。


しかし、これを見ていただき、皆様はどのように感じられますでしょうか

  
会場近くの車いす用トイレ
   (地行浜公衆トイレ)
一見、障害者に配慮した優しい施設に
思えますが・・・・
右の画像を見てください! 

なんだこれは!?、と思われるでしょう
   手前に段差、その先が凸凹敷石。
   これでは車いすは通れません
   ここは市港湾局の管理管轄、
   担当者に7年ほど前に確認済みだが
   一向に改修されない。
   ここ、地行浜、百道浜は全部この形態で
   利用が困難。


造れば良い。
ソフト面「心」が見えない
理解、認識の無いのがよく解るでしょう!
下記、右の画像は蔵相の方たちが昼食をされる日本庭園の外壁
大濠公園内に位置し、対面には福岡市美術館・西側に武道館等があり日本風的な景観を
味わえる唯一の場所です。
  
昼食会場前(対面)の歩道の段差

車いす単独では通れない。
10cm以上の段差。
後方は市美術館

美術館正面にはスロープ、館内には
車いす対応のトイレも整備されている
のだが。
バリアフリーのチグハグな面が!
昼食会場になる日本庭園の化粧直し作業風景

そんなに汚れてなかったのですが
壁の塗り替えが行われていた。
毎日のように大濠公園を
散歩しているので
私の目には「なぜ」と映った。

真ッサラでなく少し雨風に汚れた壁の
方が風情があると思うのだが
手前の敷石は車いすには障壁(バリア)となる
一見、段差もなく通り易い様に見えますが
スロープの勾配が急で転倒の危険あり。
で、私はここを通過できなかった。
右手車道を挟んで蔵相会議場(博物館)
です
蔵相の中に車いすの方がおられたらこれら
の歩道等も通りやすいように
手直しされたことだろう?。

車で僅か数秒通過するため、近辺道路の
改修。
また、数時間の昼食のために日本庭園の
外壁化粧直し。色々配慮がなされてます
しかし、
蔵相の方たちはそんなところにまで目が
向いているのでしょうか。疑問ですね
この歩道は時間に関係なく、私たちの生活の一部、常に危険を冒し車道を通らなければならない。
ここも整備して欲しかった。今国会(平成12年3月)でバリアフリー法案が提出されたというのに。
また、年度末恒例の道路補修・改良工事がいたる所で行われているが段差解消の工事はあまり
見かけません。必要とされるものがなされずどうでもよい工事が。 予算消化としか思えない。
「必要なところに必要だけ」の精神で税金を使ってほしいものですね。






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「バリアフリー法」成立!

*************************

駅や空港にエレベーターを設置するなどして公共交通機関を利用する
高齢者らの利便性や安全性の向上を目指し政府(運輸省)が
提出していた「交通バリアフリー法」が

平成12年5月10日午前、参議院本会議で全会一致で可決、成立した。

誰にも優しい街にするため公共交通事業者に対し、旅客施設の新設や改築の際、
エレベーター、エスカレーター、誘導警告ブロックの設置などを
義務づけ、

新規車両に低床バスを導入することや航空機の座席に
可動式ひじ掛けの装置なども求めている。

ほかに駅などの周辺地区を「重点整備地区」に指定

歩道の拡幅や段差解消、道路用エレベーター、案内標識などの整備
が盛り込まれている。

公布日から六ヶ月以内に施行され、
運輸省によると、平成12年11月ころになる見込み。




詳細は運輸省のホームページを参照いただければ幸いです。
下記の運輸省の文字をクリックすれば開きます。

運輸省

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地下鉄に車いすに優しいホーム設置




先に可決、成立した 「交通バリアフリー法」に順じた
車いすに優しいホームが完成!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


これまでホームと車両間の段差や隙間は駅員の介助や

別あつらえの簡易スロープを臨時に取り付け、

車いすの方は乗り降りをしていた。

これを

東京首都圏の私鉄がホームに工夫を凝らし、

安全でしかもスピーディーに乗降できる設備を開発した。


その設備とは駅員の遠隔操作で、ホームの先端部(車両乗降口に近い)が

圧搾空気で瞬間に持ち上がり、段差と隙間を無くすものである。

つまり、これまでの簡易スロープを人手によって設置していたのを

自動的にできるようにした。

理想的な乗降スロープ設備です。

大きさは横3m、縦2mほどの鉄板に車両と接触する部分は

硬質のゴム状のものでした。

300kgに耐えるとのことで、電動車いすも利用できる。
(ビデオに収録)

NHKなので私鉄の社名は出なかったのだが

羽田空港駅となっていたので当地の方はすぐにお分かりでしょう。


P.S

NHKさんより連絡あり

京浜急行の羽田空港駅ということです。
(2000.6.1)



ビデオより画像貼り込み(2000.7.9)

15cm以上の隙間と段差で
キャスター(前輪)が落ちる
危険性がある。
介助者も車いすの取り扱いを
心得ていなければならない
従来は駅員が臨時の
渡し板を設置。
時間も要していた。
改良されたホーム。
先端部に可動式
渡し用鉄板
が埋め込まれた。
埋め込まれた渡し用鉄板が
圧搾空気によって持ち上げ
られ、段差と隙間がなくな
って危険が解消された。
数秒で完了。
スイッチは駅員の遠隔操作
でON・OFF。
車いすの取り扱いに慣れな
い人でも押すだけで乗降。
車いす単独でも容易に。
300kgの重量にもびくと
もしない。
電動車いすも楽々!

NHKニュースより



私見

数年前、福岡市地下鉄3号線の説明会に出席し

この問題で質問した。

その時の、市地下鉄交通局の担当者は

隙間や段差の問題は1、2号線同様、解決できてないとの回答だった。

要は当事者(車いす利用者)の要望など聞く耳は念頭になく、

一方的な説明会で終わったのである。

現在、地下鉄(1・2号線)には全駅にエレベーターが設置されましたが

完成後、工事を行なったので、3から4倍もの費用をかけた。

ちなみに、1基3億円という桁違いのもの。

現在、工事中の3号線を見直し、追加工事として

この 「自動スロープ」を設置されることを望む次第です!

貴重な税金を有効に使っていただくためにも!

当事者の意見・要望を聞く耳を持っていいただき

目を覚ましてほしいものです。


山崎広太郎市長の私的諮問機関が提言したDNA計画

この提言は行政評価・企業会計システムや民間の経営手法などを取り入れ

市民の参画・監視などの視点を盛り込んで

コスト意識やサービス精神を行なうという

斬新な計画だと聞く

これを実証するためにも!

この問題を「市長へのひとこと」へメールしました。
上記と同じような内容で。
下記はその回答メールです。住所・電話は伏せさせていただきました。
拝読しました。私からも確認します。
               市長より
**********************************************************************
>[市長へのひとこと] メール
>**********************************************************************
>【送信日時】2000年06月01日 19時34分27秒
>【タイトル】地下鉄3号線のバリアフリー設備
>【住  所】福岡市**区**○丁目○番
>【氏  名】新開俊光
>【性  別】男性
>【年  齢】50歳代
>【電話番号】***−****
>【E-mail 】shinkai-tosimitu@mvh.biglobe.ne.jp
>【内  容】
> 地下鉄3号線に最新設備を!
>
>これまでホームと車両間の段差や隙間は駅員の介助や
>別あつらえの簡易スロープを臨時に取り付け、
>車いすの方は乗り降りをしていた。
>これを東京首都圏の私鉄がホームに工夫を凝らし、
>>安全でしかもスピーディーに乗降できる設備を開発した。
>
>その設備とは駅員の遠隔操作で、ホームの先端部(車両乗降口に近い)
が圧搾空気で瞬間に持ち上がり、段差と隙間を無くすもの。
>>つまり、これまでの簡易スロープを人手によって設置していたのを
>自動的にできるようにした。
>理想的な乗降スロープ設備です。
>
>大きさは横3m、縦2mほどの鉄板に車両と接触する部分は
>硬質のゴム状のものでした。
>
>300kgに耐えるとのことで、電動車いすも利用できる。
>(ビデオに収録)
>
>数年前、福岡市地下鉄3号線の説明会に出席し
>この問題で質問した。(当時:身体障害者相談員)
>
>その時の、市地下鉄交通局の担当者は
>隙間や段差の問題は1、2号線同様、解決できてないとの回答だった。
>
>要は当事者(車いす利用者)の要望など聞く耳は念頭になく、
>一方的な説明会で終わったのである。
>
>現在、地下鉄(1・2号線)には全駅にエレベーターが設置されましたが
>完成後、工事を行なったので、3から4倍もの費用をかけた。
>ちなみに、1基3億円という桁違いのもの。
>
>現在、工事中の3号線を見直し、追加工事として
>この 「自動スロープ」を設置されることを望む次第です!
>
>貴重な税金を有効に使っていただくためにも!
>当事者の意見・要望を聞く耳を持っていいただき
>目を覚ましてほしいものです。
>
>山崎広太郎市長さんの私的諮問機関が提言したDNA計画
>この提言は行政評価・企業会計システムや民間の経営手法などを取り入れ
 市民の参画・監視などの視点を盛り込んで
>コスト意識やサービス精神を行なうという斬新な計画だと聞く
>これを実証するためにも!
>
>
> バリアフリー問題を当事者(車いす常用)の視点で
> ホームページで啓発・啓蒙しております。
>
> 一度、覗いていただければ幸いです。
>
> ホームページアドレス
>  http://www5a.biglobe.ne.jp/~shinkai/
>
> 失礼しました。


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バリアフリー事業補助金交付先65駅対象



 運輸省は平成12年5月31日、鉄道駅を高齢者や身体障害者も使いやすいように
整備する「バリアフリー化」事業への補助金の交付先を決定した。


交付先は

東日本旅客鉄道(JR東日本)などJR4社と私鉄15社で、

全国の65駅が対象。

総額は33億円


補助を受けた各社は駅に

エレベーターやエスカレーターを設置したり、

車いすが通れるように段差を解消するなどの施設工事に掛かる。

 今回、交付先を決定したのは非公共事業費で実施している
「交通施設バリアフリー化設備整備費補助金」。

各社別では

JR東日本が9億325万円、
JR西日本が5億66万円、
東武鉄道(東京)が3億3740万円、
東急電鉄(同)が2億5200万円など。

大阪駅(JR東日本)、府中本町駅(JR東日本)、
町田駅(小田急電鉄)などが対象に選ばれた。




私見

全国の駅を高齢者・障害者を問わず、誰もが利用できるようになれば
これまで旅を控えていた多くの方が
あの駅は利用できるのだろうか、この駅はと、心配をしなくて
安心して出かけられることでしょう。

JRも収益が増大するのは間違いないでしょう!





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