会計検査院が指摘-



今月(平成11年10月:1999年)、会計検査院が発表したところによると

「バリアフリー」と銘打って造られた

歩道の46%以上が勾配がきつく「バリアフリー」とは名ばかりの

の歩道が多くあると指摘。


特に、歩道を横断し駐車場へのアプローチ部が

車の入りやすいように勾配を設けているため

車椅子がこの歩道を通過する場合、横急勾配があるため

車椅子は車道側へと転び、飛び出す危険がある。

ということだ。


再度、工事のやり直しを建設省に通達したとのこと



その実例です



歩道はこの横勾配で波打って
車いすにとっては障壁となっている。
エンジンの動力で10〜15cmの段差は乗り越えられる車に配慮し、
手動、それも障害を持った者に配慮しない行政
どこか 間違っている・・・
そう思いませんか?




真直ぐに 歩道を行くのは 難しい
福岡の幹線道路「明治通り唐人町付近」
平坦な部分を1mほど設けることが
何故、できないのでしょう?




これは私が出前福祉で指摘している。

車道側への勾配で危険性があると!


前々から、この件は行政に指摘し、要望してきたつもりだが

担当者はなにも理解していなかったということが証明されたわけである。


建設基準にこれらが盛り込まれていないために

施工業者はこれを無視(無知であるため)し、車椅子が危険に遭うなど念頭に

なかった。


これらは、行政がよく言う、

「市民の皆様の意見を尊重し、それらを反映させた。行政に努めます」

は、

口先だけのいい加減なことだとよく分かる。


当事者(障害者問題は障害者がプロ!)の意見や要望を真摯に

受け止めておればこのような税金の無駄遣いは防げたはずでしょう。



これとよく似た事例が他にも

この二枚の写真を良く見てください。


勾配のキツイ左側(写真左)は縁石を低くして段差をなくしています。
右側の方(写真右)は後方も平面になっています。

しかし、縁石は高く、段差が!

なぜでしょう。

わざわざ、勾配が大きく通り難い方の段差を無くし、

通り易い勾配の少ないフラットな方に段差を設けている。

バリアフリーではなく、障壁を行政が造っているようなもの。

会計検査院が指摘した歩道そのものです。

このような個所が福岡市内のいたるところにあるのではないのでしょうか!




今後の成り行きを見守りたい。

詳細が分かれば、書き加えます。







今年(平成13年)開設された「市長へのひとこと」への

メール投稿(当事者は訴える・車いすからの声)が発端で

平成13年10月30日に
中央区・早良区の道路維持管理課、地域整備課の担当者
4名の方と地行浜・百道浜の歩車道の段差をチェックしました。

その結果、

下記の様にスロープが設置され段差が解消されました!
これまで、ここを通るのを諦めて遠回りをしていましたが
10年かかって、やっと通れるようになりました。

永かった! 諦めずに根気強く声を そうすれば、理解・認識が・・

It doesn't give up!



平成13年11月8日撮影







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