折角の配慮だが・・抜けている


昨年11月に「交通バリアフリー法」が施行され
駅などの周辺地区を「重点整備地区」に指定
歩道の拡幅や段差解消、道路用エレベーター、案内標識などの整備が
実施段階にはいった。

これを受けて、他の公共施設にもバリアフリー思想が
浸透しつつある



言いたいが

まだまだ、理解・認識度が・・・・・低い! (-_-メ)

その実例が




地行浜駐車場8  この地行浜駐車場は今年(平成13年7月1日)から 利用できるようになった(役所言葉では供用開始)  工事は5月末から始められました。  ちょうど、交通バリアフリー法が施行されて、  6ヶ月目でした。  2ヵ所の車いす専用スペース、駐車スペース  部脇の段差の解消と車いす常用者にとっては 「至れり尽くせり」 (当たり前になっただけのこと) と、思いきや、 駐車場をぐるりと  回って、本当に理解・認識されて施工されてないなぁ・・・・・  と分かりました。 残念です! 工事中に中へ入っていければチェックできたのだがフェンスで塞がれ 入れなかった。 完成後は改良を要望してもこれまでの経験から 早急には改善されないだろう。 発注者(行政)はバリアフリーを本当に 理解・認識した設計社(者)の選択が望まれる 工事予算はほとんど変わらない工事規模なのに・・・

地行浜駐車場 右手車止めの先が
 車いす用スペース
 左手歩道は段差無し。
 ここを通って、行くと
         
 



地行浜駐車場 ここへ出ます。
 段差があり、降りる
 ことができません。
 7/26この部分にフェ
 ンスが。
 危険防止でしょう



地行浜駐車場 上図の対面です。
 スロープになって
 います。
 ここを通って、
 菰川沿いの土手に
 出ることができる
 だろうと進みました
 常識として、ここ(入口)に段差がな
 ければこの先(出口)も段差がないだ
 ろうと誰もが思うのが普通!。
 そうでしょう!

地行浜駐車場 途中、左手前方に
 車いす用トイレがあ
 るので、利用しよう
 としましたがここに
 も段差があり、渡る
 ことが出来ませんで
 した。
 仕方なく先に進みましました。
 車いすが通れる幅(90センチ)をフラットに
 すれば渡れるのだが・・・・
 何か、支障があるのだろうか?

地行浜駐車場 やはり、段差があり、
 降りることはできませ
 んでした。
 元(入口)へ戻る!
 写真、手前の車止めを
 通過すれば、菰川土手
に行くことができるのだが!
段差が邪魔している!
  ↑
 「視点・論点」の「トイレの項」
 で掲載している使えないトイレ
 はここです。
 詳しくは「トイレの項」を覗いて
 いただければ





バリアフリーとはバリアをなくすということ

ある部分の物理的バリアを取り除けば良いということであれば
これまでとなんら変わりはないのでは・・・・

ある目的地(施設)に行くのに、どのルートを通って行こうか
とさまざまな選択肢があり、いずれかを選ぶ。
皆様もそうでしょう。これが普通では・・・。

この施設では、皆様には何でもない10数センチの段差でしょうが
車いすでは、この段差のため、決まった一ルートのみしか
目的地へは行けません

故に
行けると思ったが途中で段差があり

目の前に施設(トイレ)があっても、来た道を戻り、
ぐるーと遠回りをしなければならない。

これも、バリア(配慮の無さ)です

段差の必然性がないところは全てフラットにすべきでは。



こんなことを市が行なうとのこと。

福岡市策定のマスタープラン 全60万世帯のご意見拝聴  市民参加で将来像 --------------------------------------------------------------------------------  地域の「将来設計図」ともいえる新たな基本計画(マスタープラン)  の策定に取り組む福岡市は10日、市民の望む「市の目標像」を把握す  るため、今月いっぱいかけて市内全世帯(約60万世帯)を対象に意  見を募ると発表した。  行政に対する市民参画の動きは近年進んでいるが、基本計画の策定に、  全市民の意見を反映させる試みは政令市で初という。  市は「分権から自治へ」を新基本計画のキーワードに掲げ、新世紀を  迎えて行政と市民の「共働」をより積極的に推進する。  同市の現在の基本計画(目標年次2010年)は1996年8月に策定。  しかし、少子高齢化の急進や情報技術(IT)革命の進展、環境問題の  広がりなど、社会経済情勢は予測以上に変化。  このため市は目標年次を2015年とする新基本計画の策定を決めた。  全世帯からの意見募集は「市政だより」(7月15日号)とともに、意  見提出用はがきを付けたリーフレットを全世帯に配布して行う。  はがきは「地域コミュニティ・市民活動」「子ども育成・教育」「環境」  「生活基盤」「その他」など九つの選択肢を提示。その中から関心ある  分野を選び、意見を書く。  意見は封書やファクスのほか、10日に立ち上げた新基本計画のホームペ  ージで電子メールも受け付ける。 また、市民以外の福岡都市圏住民や九州、アジアの 有識者の考えも募集する。  山崎広太郎市長は「これからの市政は、行政と市民がともに知恵を出し、  汗を流すことが必要。意見を募るだけでなく、その後の策定作業にも市  民参画を図り、一緒に市の目標像を追求していく」と話している。 H13.7.10


私も早速、メールで意見を出しました。


市長への
意 見 書
H13.7.18送信


掛け声倒れにならないようにお願いします。!

上記の実例があるので心配です。



去る、平成13年10月30日 中央区・早良区の維持管理課、地域整備課から 4名の参加をいただき、地行浜・百道浜の車歩道段差点検をしました。 その時、他にも多くの段差のある工事がなされているので ホームページを覗いて検討して欲しい旨、お願いしていた。 (視点・論点の行政・メディアへの投稿:2001.10.30を参照) これを受けて、今回、改修されたものだろうか? だったら、このホームページも貢献したことに・・・ 兎に角、段差解消は有りがたい 初めから工事しておけば、無駄使いが防げたのでは・・・・ 当事者の参画を積極的に募って欲しいですね。
 写真の向こう側歩道と車道の段差
 手前にも段差
 (H13-7-9撮影)
  この段差を解消する為の改修が
  平成14年4月9日工事開始
  10日撮影


平成14年4月19日完成後を撮影

赤矢印の箇所も段差を解消して欲しかった。予算がなかったのかな? 市も入札時に施工業者にバリアフリー思想をもっと指導すべきではと思う 平成15年2月28日 赤矢印の段差を無くす工事が行われ、コンクリートの乾きを待つばかり となった。設計段階より当事者(車いす常用者など)の参画が望まれる 市には社会福祉法人・身体障害者福祉協会があり、唯一の行政とのパイプ となっているのだが機能していないのだろう・・・・・ 平成15年3月2日撮影



平成14年4月10日追記・4/19再追記・15年3/3追記


戻る






inserted by FC2 system